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サムスン・アマゾン「敵との同衾」

ハードウェア vs コンテンツの強み、競争の中でビッグデータ・モノのインターネットで協力を議論 

  • サムスン・アマゾン「敵との同衾」
「ハードウェアの帝王サムスン電子、コンテンツ帝国を構築したアマゾン」。

ハードウェアとソフトウェアに分かれるIT生態系を二分している恐竜のライバル、サムスン電子とアマゾンが「敵との同衾」に乗り出している。それぞれ強みがある分野で協力し、シナジー効果の創出に本格的に乗り出したのだ。

両社はIT生態系の拡張をめぐって世界市場で熾烈な争いを繰り広げており、このような蜜月関係がいつまで続くのかに関心が集まっている。

可視的な協力の結果は今年を基点に続々と出てきている。業界と外信によると22日、サムスン電子はサムスンのスマートフォンとタブレットPC向けアプリケーション「キンドル・フォー・サムスン(Kindle for Samsung)」を、「ギャラクシー S5」に搭載することにした。アマゾンの最大の強みである電子書籍の膨大なコンテンツを、サムスン生態系に引き込むという戦略を打ち出したものだ。

業界関係者は、「サムスンが独自の電子書籍サービス‘リーダースブックス'がありながらもアマゾンとの協力に乗り出したのは、サムスンの‘オープンコンテンツ'戦略を示す代表的な事例」だとし、「アマゾンとしても最高の人気スマートフォンであるギャラクシー S5を通じてサービス範囲を拡げることができ、お互いにウィン・ウィンの結果を出すだろう」と語った。

今年の初めにアマゾンが、サムスン本社のある韓国に電撃的に支社を設立したことも同じ脈絡だ。特にアマゾンは主な協力パートナーとしてサムスンを挙げ、関連する専門家を大挙採用している。サムスングループの営業を担当していたチャン・ジョンウク前韓国オラクル常務をスカウトしたことが代表的だ。アマゾン・コリアのヨム・ドンフン支社長は秘密裏に水原のサムスン事業場を訪ね、両社間の架橋役を行っている。

専門家らは、サムスンの未来核心戦略の真ん中にアマゾンがあると分析している。

サムスン電子はメディアソリューションセンター(MSC)の傘下にビッグデータセンターを設立するなど、モノのインターネット(IoT)やビッグデータ分野を次期の有望事業領域として目をつけている状態だ。全世界に敷かれた膨大なサムスンのデバイスから出てくるデータを処理し、付加事業を創出するという戦略だ。このため、サムスンSDSやサムスンテックウィンなどの系列会社の力量を総動員している。

このためにはデータを効率的に処理できるクラウドデータセンターが不可欠だが、この分野の最高強者はアマゾンだ。

グローバルデータセンターのあちこちで、アマゾンとサムスンMSCはクラウドのパイロット(試験)事業に乗り出している。
  • 毎日経済_ホン・ジャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-04-22 17:25:03