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[週末ユーモア] 丙申年には時と場所をわきまえよう


いくら汗を流して努力しても、思い通りに行かないことがしばしばある。その時、思わず「占いでも見てもらおうかな」と、考えてしまう。

なぜ私は金、名誉、異性の友達との縁がないのか。
本当に時を誤った男性のストーリ。

とてもまじめな青年がいた。
現在の職業は大学生。夢もあり、夢を叶える能力もあったので、綺麗な彼女もいた。
世界に羨ましいことなんてなさそうだった彼に不運が襲われた。
髪の毛が抜け始めたのだ。
鏡の前に立つことが怖くなり、
シャワーを浴びることも怖くなった。髪を洗うたびに一握りずつ髪の毛が抜けて、排水口を詰まらせるほどだった。
彼女に会いにいきながらも、シャワーもそこそこにすることが頻繁になり、結局は彼女とも別れた。

このまま、私の人生を終えることはできないと青年は心を鬼にした。
頭に髪の毛を植えることにしたのだ。
本当に頑張って働いた。学業は2番目で、金が1番目だ。いや、髪が最優先だ。
いよいよ、髪の毛を植えるだけの金が集まった。
一走りに駆け付けて、髪の毛を植えた。
鏡を見てみると、失った自信も取り戻して、別れた彼女、いや、もっと綺麗な彼女に会えるという希望に膨れ上がった。

長い髪の毛を風になびかせながら、家に帰った。
母が彼を見て、ため息をする。
そして、封筒を渡しながら
「軍隊令状出たよ」

*軍に行くためには、髪の毛を短くカットしなければならない。そうじゃないと、軍隊で短くカットさせられる。

好調の波に乗ることも重要だが、場所も重要だ。だから、時と場所をわきまえて行動せよというのだ。

聖堂で神父が年末ミサを終えて整理をしていると
一人の男性が告解室に入る姿を見た。
神父は告解を受けるため、付いて行った。
ところが、いくら待っても酒の臭いを放つだけで何も言わないのだ。
しばらく待っても何も言わないので、咳払いをして
「早く罪を告白しなさい。私も眠りたい」と知らせたのだ。
それでも男性は無言のままだった。
しばらく待っていた神父は我慢できず、壁を叩いた。
こん、こん、こん
そしたら、男性側も
こん、こん、こん
と応答をする。
再びこん、こん、こんとノックすると
今回は強く
どん、どん、どん
神父も拳に力を入れてどん、どん、どんとたたくと
中からいよいよ声が聞こえた。
「もういい加減ノックしないで、どんなに探してもトイレットペーパーがないんだよ!」
  • O2CNI_Lim, Chul
  • 入力 2016-01-10 08:00:00




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