トップ > コラム > FOCUS > 揺れる為替レート、前日よりも17.2ウォン急騰した1202.1ウォン

揺れる為替レート、前日よりも17.2ウォン急騰した1202.1ウォン

◆ 「ジェットコースター」為替レート ◆ 

  • 揺れる為替レート、前日よりも17.2ウォン急騰した1202.1ウォン
  • < 対ドルのウォン >

国際原油価格と世界株式市場の乱高下に加えて為替レートさえもひどく揺れて、グローバル金融市場は一大混乱に陥っている。原油価格、株式市場、為替レートが交互に市場の振幅を大きくし、変動リスクが拡大している状況だ。

3日(現地時間)、主要国通貨に対するドルの値を示すドルインデックスは、場中で97.11にまで墜落(1.7%下落)し、3ヶ月来の最低水準を示した。ブルームバーグのドルスポット指数は最大1.9%まで急落し、7年ぶりに最大の下げ幅を見せた。

この日ドルの急落は、米国景気が予想よりも鈍化しうるという経済指標のシグナルから始まった。前日、米国サービス業の1月購入者指数(PMI)が前月よりも2.3ポイント下落した53.5を記録し、市場の期待を下回ったことがドル安への直撃弾になった。

BNPパリバのピーター・コーラ外国為替担当ヘッドは、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に「米国の経済成長が鈍化するだろうという懸念の中で、ドルは強気を帯びることはできない」と言い切った。

これに先立ち、先月29日に発表された米国第4四半期の国内総生産(GDP)の成長率は0.7%(暫定値)にすぎず、成長に対する疑問を生んだことに続き、PMI指標も予想を下回って、世界経済の支えにならなければならない米国経済さえも揺れることがありうるという懸念が増幅されたわけだ。

ドルの価値が空しく落ちるやいなや、ウォンや円相場だけでなく、原油価格・株式市場・金価格も一斉に急変動を重ねた。

4日、ソウル外国為替市場での対ドルのウォンは、前日よりも17.2ウォン急騰した1202.1ウォンで取引を終えた。場中で一時は1200ウォン線をこえたりもした。

ユ・イルホ副総理兼企画財政部長官は、「為替レートの状況を注視している」と明らかにした。

日本銀行のマイナス金利の発表が出てから一週間足らずの4日、東京外国為替市場で対ドルで円は場中に117円台まで跳ね上がり、再び強気に転じるジェットコースターを演出した。

日本銀行の破格的な行動の後、円は無難に125円まで下落するだろうという分析が多かったが、激しい変動がこれを一気に無色化したわけだ。

また、米国西部テキサス産原油(WTI)はこの日は8%以上もはねて、米国など主要国の証券市場も敏感に反応した。
  • 毎日経済_ニューヨーク=ファン・イニョク特派員/世宗=チェ・スンジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-02-04 20:45:38




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア