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費用は「数千万ウォン」単位…効率保証できない協賛コスト


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ドラマ制作会社は協賛会社との契約条件を履行するために、ときには作家の固有権限であるシナリオまで振り回す。

この様に、表では協賛会社が協賛もしくは制作支援を掲げて最強の権力を振り回しているように見える。しかし制作会社と協賛会社の間に行き来する費用算定方式を知れば、甲乙関係で分けることができない、絡み合った糸にため息がこぼれる。

ドラマやショー娯楽番組に出てくる飲料や健康補助食品、ひとつひとつに協賛費用が段階別に付けられる。芸能人が飲む場面が出れば費用があがり、芸能人が放送で製品に関連した発言をすれば価格は数段階飛び跳ねる。

実際に思った以上に高い数千万ウォン単位の大きな費用が支払われており、それを見ていればもやもやしたりもする。

ある場合には作家が自然に状況に合わせて溶け込ませたりもするが、視聴者が見ても放送終了前に終われるように契約を履行するために、わざと製品を取り込んでいるように見える場合が相当だ。

育児用品を露出させるために、地上波育児バラエティ番組の協賛費用を調べている中で、それなりに長い間広報の仕事をしていたが容易に納得することができない金額を提示され、あっさりと諦めたことがある。

露骨な製品露出ではない、子供の動線に合わせて自然に露出できるという利点のためか、1回の露出に数千万ウォンの費用を支払わねばならなかった。

費用策定には理由があるだろうが、金額を払わねばならない立場からは費用対比の売り上げ効果を考える他にない。売り上げでは算定できないブランド価値を考慮せねばならないとしても、数千万ウォンの利益が出るには一体いくつ売らねばならないのかに対する疑問が首を傾げさせる。

協賛費用がこのように論理的、数値的理解可能な範囲を抜け出す理由は自然発生的な競争ではない視聴率、話題性などから一度覚えられれば市場状況とは関係なく天井知らずになるためだ。

収益を保障しない高費用のリスクを抱いたとしても、韓流熱風により放送を通じて露出された製品の多数が「ニセモノ」により苦しむことになる。中国でニセモノが本物として化けたり、ニセモノのまま売られる場合も数多い。

長い時間をかけてデザインし、サンプルを作り、完成品を生産してテレビを通じて露出さっれる過程にて、極一部の製品が総売り上げの50%以上を占めることになるが、それさえも中国人の懐を膨らませる親孝行なニセモノの役割をすることになる。

韓国ブランドがニセモノ捜索に立ち上がるというが、実際に捕まえる方法もなく、中国の広大な土地で何が起きているのかすべてを知ることもできないことが現実だ。

実際に、国家的な保護があるわけでもなく、堂々と韓国芸能人の写真と放送キャプチャー写真および映像で広報し販売しながら金を儲けている。芸能人の肖像権、放送著作権、製品デザイン著作権などは韓国を離れた瞬間に役立たなくなる。

変化し進化するPPL(プロダクト・プレイスメント)マーケティングがしっかりと効果を見せるためには、韓国ブランドを保護し、長い間多くの制作費が投入されて生まれた結果物である放送と出演する俳優を保護できる国家次元の法的な装置が切実だ。

韓国内ではデザイン保護、芸能人肖像権、放送著作権に対する認識の変化が進んでいる。しかし中国では国内ブランドはもちろん、芸能人および関係者、放送局すべてが被害を受けている。これといった解決方法を探すこともできない。

創造的で感覚のある韓国人が作った企画とデザイン、これらすべてのコンテンツが今後国家保護のもとで繁栄することを願う。
  • シックニュース キム・スギョンコラム / SBS「星から来たあなた」、KBS2「太陽の末裔ポスター」 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-07-17 00:37:00




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