友達みたいなお父さん、フレンディ時代

ぎこちなくてしっかりしなく見えても傍にいるといい 

小学校6年生と3年生の子どもを持つサラリーマンのイ・ウォンジュン氏(42・ソウルトゴク洞)は週末ごとに子供たちと山に登る。デモ山、クリョン山、チョンゲ山など家の近所の山々に頻繁に登る。キンパプ1本を持って出掛ける遠足水準の登山だが、子供たちは父親との登山を楽しみにしている。山では父親が完全に自分たちの友達になるからだ。

イ氏が最初から「友達のような父親」というわけではなかった。週末には一日中ソファでごろごろし、子どもの些細な過ちにもかっと腹を立てる、そんな父親だった。

イ氏は「長男が小学校2年の時、学校で”お父さんといえば思い浮かぶのは何か”という先生の質問に”ムチ”と答えたという言葉を聞き衝撃を受けた」と話した。その後イ氏の変化が始まった。

日常生活でだけでなく大衆文化の中に登場する大韓民国の父親たちの姿が変わった。

父親と子どもが旅行に出掛ける、とある芸能プログラムで、父親はぎこちなくしっかりしていないが、愛だけはその誰にも負けない姿で視聴者たちを引き込んでいる。900万人の観客を動員した映画”7番部屋の贈り物”の中の父親は、殺人の濡れ衣ををこうむった知的障害者だ。しかし子どもに対する愛だけはどの父親より大きい、本当の友達のような父親だ。

過去、大韓民国の父親たちは咳払い一つで家の中を支配した。謹厳で権威的な家族共同体の絶対権力であり、子どもたちには畏敬の対象だった。

しかし最近ではこのような伝統的な父親像のかわりに、人間的で親しみやすい父親がその場に代わり始めた。

子どもと一緒に遊び、会話をし、必要な時に傍にいてあげる友達のような父親。友達(Friend)と父親(Daddy)の合成語である「フレンディ(Frendy)」という言葉まで最近登場した。

フレンディたちは子どもたちの公開授業に参加し勉強を直接教え、また友達のように遊んでやりながら、子どもに対する愛を直接表現する。学校の先生との相談をはじめ、一日教師、給食ボランティア、掃除、交通整理などの学校生活に父親が参加することも徐々に増えている。

ぎこちない父親たちのための教育課程に参加する人も増えている。ヒューネットが運営する「幸せな父親学校」には3年間で8千人余りが通った。「お父さんが変わりました」の著者クォン・オジュン氏が運営する「父親遊び学校」のプログラムは2か月間のプログラムであるにもかかわらず、すでに19期目を運営している。

保健福祉府が低出産を克服し父親の育児参加を奨励しようと作った「100人の父親団」も2011年9月に発足し、現在2期を運営中だ。

専門家たちは、友達のような父親が増える現象は「厳しい教えを受けて育った30~40代が子どもに対する正反対の接近方式をとっている」と分析した。

恐ろしくて接しにくかった父親の下で感じた困難の反作用ということ。

友達のようなお父さんの増加は、女性の社会進出増加も一役買った。仕事をする女性達が増え、もはや過去のようにお父さんが奥の部屋から咳払いが出来なくなったこと。

これと共に、父親の子育て参加度が高いほど幼児の自我尊重感と社会性、道徳性が大幅に高くなるという”父親効果(the effects of father)”に対する関心が高まったのも友達のような父親増加に一役買った。

クォン・オジュン氏は「子どもが小さい時には父親と一緒に外出や銭湯などの社会性を育くむ助けとなる」と語った。彼はまた”子どもが考えを言葉で表現できるようになる3歳からは子どもを胸に抱いて絵本を読み聞かせることが子どもの認知発達と知能発達を助ける”と説明した。

良い父親かどうかチェックしてみてください

項目
1.子どもの悩みを把握している
2.最近真剣に話をしたことがある
3.子どもの感情の変化を読み取れる
4.子どもの心を引き寄せる秘訣がある
5.好きな食べ物、嫌いな食べ物を知っている
6.好きな運動、嫌いな運動を知っている
7.親しい友達の名前を知っている
8.子どもと家で20分以上楽しく遊べる
9.将来の希望が変わってきた過程を知っている
10.子どもの将来の職業についてよく考えてみる
11.週末は子ども中心に予定を組む
12.子ども関連の情報に関心が多い
13.泣く子どもをすぐになだめることができる
14.子どもに自信をつけさせる言葉が何か知っている
15.子どもの過ちに理性的に対応できる
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※12個以上○:大変素晴らしい父親
 10~11個○:良い父親
 7~9個○:努力が必要な父親
 6個以下○:非常に努力が必要な父親
 資料=「お父さんが変わりました(クォン・オジュン著)」
  • 毎日経済_チャン・ジェウン | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-02-21 12:00:00