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楽しさいっぱい…益善洞韓屋マウルの「イクソンカラー」


このところ話題になっている鍾路区益善洞(イクソンドン)の韓屋村(ハノンマウル)。誰も関心を持たなかったここに、開発初期に参加して派手な変身に大きな役割を果たした株式会社ウィシクのカン・ミヌ代表は、「soozi」店を2年間運営して斬新なデザイナーたちが参加する機会を作ったが、この24日に「イクソンカラー」という名前で新たにお目見えする。

「イクソンカラー」は、写真を撮るスタジオとデザイナーの感性が合わさった製品を販売する複合文化空間だ。

スタジオはパスポート写真や証明写真のように定型化された表情とポーズで写真を撮るのではなく、笑いながら写真を撮るスタジオで、「キッチュ(Kitsch)」であることがコンセプトだ。このようなB級コードとキッチュ感は野暮ったくて幼稚だが、娯楽性とユーモラスさが込められており、優雅さと品格を打ち出した現代の物神主義の風潮に反し、むしろ率直で真正性のある意味を写真として伝達することができる。

その一方で、スタジオとともにデザイナーの製品も販売するが、流れゆく時間をつかんだ韓屋村益善洞の特殊性が反映された、格別で洗練した製品を気楽に鑑賞して購入できる。同時に敷居が高く近付くことが難しかった芸術作品も、消費者が容易に近づくことができる点が特徴だ。

「イクソンカラー」は2人のフォトグラファー、チョン・ソンジン氏とチョン・ビョンフン氏が運営する。

彼らは「イクソンカラーは文字通り個人の価値観や個性を尊重し、多様な色を表現しようとします。主流文化に嫌気を感じた現代人に、B級文化特有のあまり整っていない、格式を破ったイメージを与えて楽しさを伝えたいし、笑顔で写真の中に記憶されたならと思います。笑顔こそ飾らない、その人の心です。だからスタッフとゲストが別れている空間ではなく、写真を撮るときに私たちが笑いを引き出すように疎通する空間になればと思っています」とした。

今後もウィシク社は、小商工人たちとともに空間ディレクティング事業と文化事業に領域を拡大させていく予定であり、デザイナー製品の販売を重点に、デザイナーの広報と青年デザイナー、女性デザイナーの事業パートナーとなり、消費者にとっては違った楽しさをプレゼントするショップになる計画だ。
  • 毎日経済 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-03-23 15:43:05




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