ビッグデータ時代脚光受けるキュレーション、ビッグデータをお金になる情報に

キュレーションの代表サイトとして急浮上している「ピンタレスト」 

最近IT業界の最もホット(Hot)なキーワードは、なにぶんおびただしい量のデータを指す「ビッグデータ」とその中で意味を引き抜くための「キュレーション」、そしてキュレーションの代表サイトとして急浮上している「ピンタレスト」というサービスではないだろうか。まだ国内ではこうだという変化を見せてくれないでいるが、全世界IT業界はすでにこれらキーワードに対する関心が高く、参与もまた活発になされている。

▶ お気に入り共有するピンタレスト


● ビッグデータ

既存の管理方法と分析体系では手に負えないほどの莫大なデータを意味する用語。過去に保存、管理、分析が難しかった大きなデータが今では処理技術が発展しながら重要性が大きくなった。

● キュレーション

他の人が作っておいたコンテンツを、目的に応じて価値をもって構成し、配布することを意味する。

ビッグデータを量産し出す代表的なサービスがフェイスブックだ。フェイスブックが企業公開(IPO)を目前に提出した事業現況によると、フェイスブックのモバイル利用者は4億8800万人で、2012年5月基準のフェイスブック加入者は9億100万人に達した。彼らは毎日2億5000万枚の写真を登録し、雑多なメッセージをやり取りする。フェイスブックはこのようなメッセージを秒あたり5万件ずつ処理しているということだ。

それだけではない。昨年、ツイッターの月間利用者は1億名余りで、彼らは1日平均2億件のツイートを生産する。ネイバー知識人には700万件を超える質問と1億件を超える回答が登録されている。ユーチューブに60日間上がった動画分量は、米国の巨大放送局らが去る60年間制作した映像よりさらに多い。

SKテレコムが出した統計によると、国内スマートフォン利用者が一日に消費するデータ量は約300テラバイト(TB)と推算される。この程度の量なら、1ギガバイト(GB)分量の映像30万編の分量に匹敵する。グーグルのエリック・シュミット会長は昨年「人類文明が始まって以来、2003年までに作られたデータ量は、5エクサバイト(EB)に過ぎなかった。今は二日ごとにそれぐらいずつのデータが新しく追加されており、この速度は徐々に速くなっている」と話した。

このようなデータは単純に入力された値を見せるものだけではなく、各種データを互いに括って、解体して分析すること(キュレーション)までリアルタイムで処理されなければならない。キュレーションが話題として浮かぶ理由もここにある。ピンタレストは最近脚光を受ける代表的なキュレーションサイトで、人々が関心のあるサービスや場所、製品をお気に入りに入れたがるというのに着眼したサービスだ。

ピンタレストは一種のイメージ基盤ソーシャルネットワークサービス(SNS)だ。自身のボードを作り、ブラウザでウェブサーフィンをしていて記憶しておきたい内容にピンを挿しておく(pinning)。私が取り出した情報を他の使用者が見て、内容が気に入れば再度自分のボードに移してきてピンを挿す(re-pin)というようにコンテンツをグループ化し拡散させる。ピンタレストは既存のお気に入りサービスが無味乾燥である点に着眼し、イメージを中心とした配列とSNSの適切な調合で新しい記録更新をしている。

ピンタレストは相当速い成長曲線に乗っている。他のコンテンツ流通プラネットに比べてもさらに速い速度で成長している。トラフィック側面で驚異的な記録を書いて行っている。純訪問者が現在2000万人に肉迫しているが、このように成長するまでわずか9カ月しかかからなかった。他サービスの使用者数が5万人から1700万人に到達するまでタンブラー30カ月、ツイッター22カ月、フェイスブック16カ月がかかったという点を勘案すれば驚く成長だ。

ピンタレストの成長秘訣は「単純なキュレーション」だ。これは、フェイスブックをはじめ最近注目を受けているサービスの共通的した特徴だ。韓国の企画者らは過度に水平的で客観的な思考を持っており「上げる」ボタンがあれば「下ろす」ボタンもあるべきだと考える。片側に「いいね」ボタンがあれば「嫌いだ」ボタンがあるべきだという具合だ。しかし、デジタル時代は意外にも単純な反応にさらに多くの含意を含むことを望む。フェイスブックは「いいね」ボタンがあるだけで「嫌いだ」「もっと愛してる」「興味がない」などの分類でさらに前進しない。ツイッターのリツイートもそうだ。グーグルプラスも同様でピンタレストも「ピンで印をつけるかつけないか」で始まる。

単純化は理性より感情がさらに大きく作用するものだ。単純なキュレーションは信頼と直観を基盤にする特性をもっている。私がキュレーティングした情報に対する相手の信頼と情報を利用する人たちの直観的な反応が相互作用するようになる。ピンタレストの基本的な使用パターンはまず「見て」から「文を読んで」そして「私が反応するかどうか」を決定するようになる。この順序は人間の認知から始まって行動するようになる過程を自然に見せてくれる。理性の領域でなく感性の領域がもう少し必要になったということだ。

▶ ニュースコンテンツ・ショッピング情報キュレーション活発


もちろん今はキュレーションのビジネス化がピンタレストのように括目するに値する成長を見せてくれる事例は珍しい。大部分、企画者がキュレーションの基本的な概念を「数多いコンテンツの中から意味のある情報を取り出し見せる」という具合にだけ掴んで企画するからだ。しかし、キュレーションが活用されているサービスが続々と登場しており、選択幅が次第に広くなっている。海外ではツイティードタイムス(tweetedtimes.com)とスクープイット(Scoop.it)、ストリファイドットコム(storify.com)などの選好度が高いがこれらサービスは手軽にソーシャルイシューを引き集め一つに括って再度配布することができる。

既存のメディアに類似したサービスもある。ペイパードットリー(Paper.li)とストーリーパイは多様な素材を自動で呼び出し新聞レイアウトとして見せもする。デザインが優秀な商品だけ集めた異色ショッピングサービスであるファブドットコム(fab.com)やファッション雑誌のような紙面に衣類やアクセサリー商品を使用者が配置し、再度他のソーシャル友達に配布するポリーボア(polyvore.com)なども海外で注目を受けている。

国内ではニュースコンテンツだけでなくショッピング分野などでキュレーションキーワードを打ち出すサービスがあふれている。例を挙げるとブログとエディトイ(editoy.com)・スタイルピック(stylepick.co.kr)・ウィーウィーボックス(wewebox.com)・ディーブロー(dblow.com)などを挙げることができる。

エディトイはニュースを組み合わせながらウィキ百科のように使用者が回答や新しい引用などで内容を満たしていくサービスだ。スタイルピックはビューティキュレーションサービスで、ピンタレスト模様と類似してヘアースタイルを共有し推薦を受ける。ウィーウィーボックスのトークイットサービスはウェブ上の色々な情報を集めて編集し、ソーシャル友達に素晴らしい姿で見せてくれる役割をするサービスだ。ディーブローは有名デザイナーが選んでくれるデザインが優秀な商品を販売するサービスだ。

▶ 「ニーズ」より「ウォンチュー」を探さなければ


キュレーションは情報過剰の時代に人間の洞察力が再度必要になったことを見せてくれる。「キュレーション」の著者スティーブン・ローゼンバウムはマスメディアが消費者の必要によって発生したにもかかわらず、消費者の必要を作り出している状況についてこのように説明する。「データが溢れる時代であるだけに、これから希少なものは、人間の嗜好だ。

過去には少数メディアと大企業が政治的談論、大衆文化、新しいトレンドなどのヘゲモニーを掌握しアジェンダを設定した。マスメディアは私たちが全く同じジーンズや歯磨き粉を望んだから発生したのではなく、徹底的に技術発展の産物である」マスメディアが誰かが「必要なもの(ニーズ)」を提示したなら、キュレーションは互いに「望むもの(ウォンチュー)」を提示する。インターネットの発達が「個人」に収斂されるだろうという展望は違っていた。インターネットメディアはもう一度超越的町内で繰り広げられる「社会的関係」に収束されている。

今後キュレーションにおいて必要なものは使用者の「ニーズ」から出発するのではなく「ウォンチュー」に対する観点だ。ビッグデータ時代は利用者ではなく見物人が優先の世界で、この見物人の間で購入者と利用者、そして交流する関係者が出る。これまでターゲティングに埋まっていた産業社会の効率性を基盤にした企画とは相いれない。

ソーシャルネットワークの成長の勢いは、絶対的に女性の知人ネットワークを通じた推薦と関心の共有にかかっている点も注目する必要がある。実際にピンタレスト使用者の83%は女性でそのうち28%が22~44歳ということが集計され、ショッピングなど関連業者から集中的に研究対象として浮かび上がった。

女性たちが選択するようになるネットワークは、反応は単純にするが没入と拡散だけにおいては男性より圧倒的だ。ソーシャルネットワークは、情報の領域でなく雑談の領域であり、その雑談内で意味を見出すことに慣れた女性たちがさらに大きな価値を作りだしているという点に注目するべきだ。よって今後、サービスは感性を向上化するデザインが重要でこれからは視覚的虚栄サービスにおいてとても重要な要素だといえる。
  • 毎経エコノミー_ミョン・スンウン ティーアンドエムメディア代表
  • 入力 2012-05-29 09:14:58