認知症、診断精度を高めるにはデータ共有が必要


◆ 急膨張する認知症産業 ◆

「認知症は発症すると治療が難しく、早期診断が不可欠です。多様な診断技術が開発されていますが、認知症の原因と進行過程が多様なだけに、多くのデータを共有する作業が必要です」。

ペ・エニム韓国科学技術研究院(KIST)認知症DTC融合研究団団長(写真)は、「認知症の早期診断技術が市場に迅速に参入するためには、患者データの共有が必須」だと明らかにした。ペ団長は「現在、認知症の診断技術は磁気共鳴画像(MRI)装置や陽電子断層撮影(PET)を用いて、脳を撮影することが最も正確」とし、「そのほかの技術はまだ診断に活用されるべきレベルではない」と言い切った。

これとともに、ペ団長は「多くの病院や大学と研究所などが独自に収集したデータを利用して、認知症の早期診断システムを開発しているが、統計的に明確な結論を下すことができない理由はデータ不足のため」だと強調した。

ペ団長は、「データが多ければ多いほど正確な診断実験が可能となる」とし、「多くの患者のデータをもとに科学者ら研究ができれば、早期診断技術の開発はそれだけはやくなる」と確信した。

ペ団長は「血液中にある微量物質を検出するセンサーも開発されただけに、診断することができる基本的な技術は確保された」とし、「ここにデータのみを追加さえすれば、早期診断技術の迅速な商品化が可能」だと付け加えた。この点から、政府が推進している認知症センターの設立は患者データの収集に役立つという説明だ。

ペ団長は「認知症を克服するためには、大学や研究所、病院や企業などの各分野の専門家間の融合研究が必要であるだけでなく、基礎・源泉研究を通じて得られた結果を実用化できるように、連携することができる仲介研究を行って有機的な協力体系を構築できるように、政府が積極的に支援しなければならない」と強調した。

また、ペ団長は「高齢化時代に認知症は誰でもなることがありうる病気になっただけに、認知症に対する一般認識の変化も必要」だとし、「若い時から酒やタバコを避け、頭をたくさん使うなどの管理が必要」だと付け加えた。
  • 毎日経済企画取材チーム | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-04-11 19:37:50