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世界知識フォーラム2014、「21世紀の資本論」著者ピケティーが韓国で講演

[第15回世界知識フォーラム] 2014年10月14〜16日、ソウル新羅ホテル 

  • 世界知識フォーラム2014、「21世紀の資本論」著者ピケティーが韓国で講演
トマ・ピケティ(Thomas Piketty)パリ経済大教授が世界知識フォーラムの舞台に立つ。「21世紀の資本論」を通じて全世界をピケティシンドロームに落とした彼は、世界知識フォーラム事前行事に参加するために初めて韓国の地を踏む。

「1%対99%大討論会、第1部:トマ・ピケティー教授との対話」という主題で開かれる今回の行事は、9月19日午前9時から新羅ホテルダイナスティーホールで開かれる。この日のイベントでは、ピケティー教授の講演と国内外の碩学たちの熱い討論会が用意されている。ピケティー教授は「21世紀の資本論」という挑戦的な題目の本を通じて、所得(Income)と富(Wealth)の不平等が構造的に激しくなることがあると指摘した。何より、300年にわたる膨大な資料をもとに富の不均等問題も分析した点が世界経済学界を驚かせた。

ノーベル経済学賞受賞者であるプリンストン大のポール・クルーグマン教授は、「経済学の流れを変えた」と絶賛した。しかしピケティー教授が提示した不平等深化の原因については、有名な学者たちの間で甲論乙駁が続いており、彼が代案として提示したグローバル累進税賦課についてはまったく実効性がないという批判があふれた。ハーバード大のグレゴリー・マンキュー教授は、資産所得と労働所得を区分しなければならないと批判し、フィナンシャルタイムズなどではピケティー教授が使用したデータに対して疑問を提起した。

ピケティーシンドロームは、今年初めに英語版出版以後、韓国でも本格化した。しかし、1000ページ近い膨大な分量にまだ翻訳版が出版されていないせいで、旋風的な人気にも関わらずちゃんとした理解が容易ではなかったことは事実だ。激しくなる両極化の現実の中にピケティー解決策があたかも全てであるように、ややもるすと誤解を呼ぶ恐れもある。

世界知識フォーラム事務局は、ピケティー論争を正確に紹介し、理解させ、誤解と真実を分けるのが非常に重要であると判断した。今回の15回世界知識フォーラム事前行事は、そのための最高の機会になることと自負している。

多くの関心が注がれることが予想される行事であるだけに、事前に招待状を受け取った人だけが参加することができる。この日の事前行事は、世界知識フォーラム登録者であれば誰でも参席することができる。また、来る31日まで毎経e新聞新規購読申請者を対象に抽選で招待券を発送する。世界知識フォーラムFacebookホームページ(facebook.com/WorldKnowledgeForum)に「いいね」を押してコメントで質問を残した人のうち一部には、事前行事で直接ピケティー教授に質問する機会も与えられる。事前行事参席を希望する人は、姓名・会社・役職名・住所および携帯電話番号を書いてEメール(15pre@mk.co.kr)で送ると事務局で抽選を通じて招待状を発送する。
  • 毎日経済_キム・ガンレ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-04 17:09:09




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