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韓・日両国の財界…梗塞解くために乗り出す

孫京植(ソン・ギョンシク)韓国経営者総協会会長 

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  • 孫京植(ソン・ギョンシク)韓国経営者総協会会長


財界が梗塞した日・韓関係の回復のために腕をまくり上げて乗り出した。韓・日両国間の信頼回復のために文化交流行事を拡大し、両国企業を大挙招待するなど、民間レベルでの努力を傾けることにした。両国が15年めで開いている最大規模の文化交流イベントである「日韓交流おまつり」開催日を「韓・日信頼回復の日」にするという計画だ。

26日の財界によると、孫京植(ソン・ギョンシク)韓国経営者総協会会長は、9月1日にソウル市の三成洞コエックスで開催される「日・韓交流おまつり2019」の韓国側実行委員長を務めることになった。

2015年から実行委員長を務めてきた朴三求(パク・サムグ)前錦湖アシアナグループ会長から去る10日に席を譲り受けたソン会長は、このイベントに両国企業を多数招待し、梗塞した日韓関係を改善するために積極的に乗り出すと伝えられた。主要20カ国(G20)首脳会議の期間に韓・日首脳会談が開かれず、両国関係の梗塞局面が長引くだろうという懸念が出されるやいなや、民間レベルでのコミュニケーションチャンネルの拡大に乗り出したわけだ。この過程でソン会長が身を置いているCJグループも、系列会社別の後援などで全面的な支援に乗り出すと伝えられた。

財界関係者は「政府レベルの公式チャンネルでの関係回復に困難をきたしているだけに、今回のイベントを韓・日企業などの主要人物が疎通するチャンネルとして活用するという方針」だとし、「最大規模の両国の文化交流行事であるだけに活用度は高いと見ている」と述べた。

今年で15回目を迎える「日韓交流おまつり」は、韓国と日本の両国で毎年秋に開催される最大の韓・日文化交流行事だ。韓・日国交正常化40周年を記念した2005年「日韓友情年」に始まった。最初のイベントが始まって以来一年も欠かさず開催されている、日・韓の民間交流の模範事例スとしてあげられる。昨年の日・韓交流おまつりは日・韓の134社から8万2000人が参加し、歴代最高の人員を記録した。

外交部と文化体育観光部など政府や自治体そして公共機関はもちろん、財界が参加して韓国と日本の両国でそれぞれ毎年開催され、文化・青少年・地方自治体・企業など多様な主体が交流している。

ソン会長は26日の経済人総連でも韓国と日本の企業人らに会って、両国関係の回復のための努力を傾けた。経済人総連はこの日、ソウル市中区の韓国プレスセンターで「企業から見た日韓関係の討論会」を開催し、両国企業を招待して信頼回復と企業活動の活性化方案を議論した。ソン会長はこの席で「いまや両国の経済人らと企業が関係回復に貢献するとき」と強調した。
  • 毎日経済_イム・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-06-27 06:35:29




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