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韓国、7ヶ月めの「`0%」低物価…統計庁「デフレではない」


  • 韓国、7ヶ月めの「`0%」低物価…統計庁「デフレではない」
  • 消費者物価指数の推移


消費者物価の上昇率が7カ月連続で0%台を記録した。内需の萎縮にともなう消費不振で、幅広い項目で低物価現象が続く様子だ。惣菜価格と原油価格は減少を示した。

1日、統計庁が発表した「7月の消費者物価動向」によると、先月の消費者物価指数は前年同月比で0.6%上昇した。

消費者物価指数の上昇率は去る1月に0.8%を記録し、1年ぶりに1%以下に落ちたあと、7月まで0%台を続けている。 2015年2月から11月までの10カ月、連続で0%台の上昇率を記録した後で最長記録だ。低物価基調を主導したのは、惣菜価格と原油価格だった。野菜・果実などの物価を示す7月の生鮮食品指数は前年同月比で1.6%減少した。詳細項目別には大根(-27.5%)、サツマイモ(-15.7%)、白菜(-9.8%)の価格が下落し、最近の需給大乱を経たニンニク(-15.3%)タマネギ(-14.6%)の価格も急落した。

石油類の指数は前年同月比で5.9%減少した。

イ・ドゥウォン統計庁物価動向課長は、「今はデフレ状況ではなくディスインフレイション(Disinflation)状況だ」と述べた。デフレは物価が下落することを意味するが、現在は物価上昇率が低い水準ではあるが、だからといって下落することはないのでデフレに対応しないという説明だ。イ課長は「ディスインフルレイションは低い物価上昇率が続く現象を意味するが、韓国銀行の物価安定目標の2.0%はもちろん、1.0%にも満たない現在の物価水準がこれに該当する」と付け加えた。

しかしこのような一時的な要因を除外しても、慢性的な需要鈍化現象が深刻になっているという分析だ。需要側で物価圧力を示している根源物価(農産物と石油類を除いた指数)も先月は1.0%の上昇にとどまった。チョン・ギュチョル韓国開発研究院(KDI)研究委員は、「2013年以降続いていう低物価基調を通じて、韓国経済の慢性的な需要低下現象を確認することができる」と説明した。

韓国の年間物価上昇率は2012年に2.2%を記録した後、適正上昇率である2.0%を一度もこせずにいる。
  • 毎日経済_ムン・ジェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-08-01 17:41:38




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