WHO事務局長の「奇行」…BTSに「手洗い」要請


  • WHOのテドロス・アダノム事務総長は14日、自身のTwitterアカウントに「手洗いチャレンジ ハッシュタグ」を開始すると発表した。これとともに、自分が直接モデルに乗り出して手を洗う姿を演出している。 <写真=テドロスWHO事務局長のTwitterアカウントから>



テドロス・アダノムWHO事務局長の奇行には終わりがない。最近、「コロナ19事態」のパンデミックを宣言した後、次の日には「WHOに寄付するとき、(各国が)金の使い道を特定しないでほしい」と要請してひともんちゃく起こしたかと思うと、今度は自分が直接モデルとして出演した「手洗い動画」を作り、世界の有名人の参加を要請し始めた。

同氏は韓国のグローバルアイドルグループであるBTSにも同参してほしいと指名した状態で、まだ今のところBTSのTwitterアカウントでは、チャレンジへの参加意思と関連しては何らの反応はない。

テドロスWHO事務総長は韓国時間で14日夜9時32分、自分のTwitterアカウントで、ケニア企業人のジュリー・キチュルと韓国のアイドルグループBTS、米国の歌姫ケイティ・ペリー、仏F1ドライバーロマン・グロジャンなど4人の名前をあげた。同氏が始めた「#SafeHands」チャレンジが世界に伝播されるように、一方的にこれらの人物を指名して参加を要請したものだ。

  • テドロスWHO事務総長が「#SafeHands」チャレンジを世界に伝播してほしいと、4人の有名人を指定したツイート。



テドロス事務総長はこのツイートとともに、自分が直接出演して手を洗う2分間の映像を上げて、BTSなどがこのようなビデオを作ってほしいと要請した。あわせて、これらの人物が少なくとも3人の他の人を指名して、同じくチャレンジすることを要請した。

一見すると、感染の拡散防止のための細かな手洗い方法を伝播するという趣旨に解釈されるが、否定的な世論も相当なものと予想される。

中国の湖北省武漢市で昨年11月から感染が始まり、これまで4ヶ月のあいだ、WHOはいつも対応不足で批判をあびた。この4ヶ月のあいだに世界で5500人以上が死亡した状況で、世界保健機関の首長がようやくのんびりと「手洗いチャレンジ」を開始することは適切なのか、世界各国の市民の叱咤が降り注ぐように思える。

同氏の突然の手洗いハッシュタグチャレンジは最近、WHOと自分を取り巻く非難世論を別の場所に回すための戦略的アプローチとしても解釈される。

有名人のチャレンジ参加を通じてWHOの役割と価値の正当性を付与し、中国偏向的な態度などの否定的イメージもともに洗い流そうというコミュニケーション戦略がまさにそれだ。

テドロス事務総長は2017年5月、欧州のそうそうたる候補を抑えてWHOの事務総長に当選(任期5年)して世界を驚かせた。 WHO初の医師免許のない官僚出身だが、最初のアフリカ出身の事務総長という象徴性に、同氏のリーダーシップに対する期待も大きかった。しかし今回の「コロナ19事態」を通じて、同氏の過度に中国に偏向的な発言とゆるい対応措置で非難を買った。

1月初めから武漢肺炎事態が深刻に拡散したにもかかわらず、同氏はなぜ国際的な公衆衛生の緊急事態を宣言しなかったという国際世論に一貫して沈黙し、1月30日になってようやく緊急事態を宣言した。

同氏の資質をめぐる非難世論は大きく、米国の署名・請願サイト「change.org」に上がってきた「テドロスWHO事務総長辞任要求(Call for the resignation of Tedros Adhanom Ghebreyesus、WHO Director General)」請願は14日、47万5600人が署名して目標値(50万人)の95%に達した。

同氏が「手洗いチャレンジ」を提案したこの日、イランでは一日で死者が97人発生し、1365人の新規感染者があふれた。イランの最初のコロナ19確定者は、中国~イラン間を経由する便で中国を行き来する貿易業者だった。同様に、最初の確定者が中国人観光客だったイタリアは、この日現在の累積死亡者数は1266人で、中国(3193人)の次に深刻な人命被害を受けている。
  • 毎日経済_イ・ジェチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-03-15 06:59:50