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韓自動車産業、5月「輸出の絶壁」…循環休業に


双竜自動車は今年4月に一ヶ月間、平沢工場のライン別に循環休業を実施した。コロナ19の世界的な普及で、欧州産の部品供給に支障をきたしたために下した措置だ。来月は状況がさらに良くない。双竜自動車の労使は、部署別に6日から8日ずつシャットダウンする案を検討している。

組み立て第1チームは来月4・8・11・12・21・22・28・29日に休むと、組み立て第3チームは4・8・11・12・13・14・21・22日を休業するという方式だ。双竜自動車の関係者は、「内需はそこそこいいが、急減する輸出で仕方なく下した決定だ」と説明した。このように、国内の完成車業界にとって来月は「働く日より休みの日が多い」月になると懸念される。国内完成車1位の現代自動車は今月13~17日、蔚山5工場の「ツーソン」の生産ラインを、27~29日には蔚山4工場の「ポーター」のラインを止めたことに続き、来月6~8日には蔚山3工場をシャットダウンする計画だ。蔚山3工場は「アバンテ」と「ベニュー」「アイオニック」「i30」など、ほとんどが輸出の割合の高い車種だ。

起亜自動車は今月下旬から確定した休業日数だけでも半月に達する。ソハリ工場は4月27~29日、5月6~8日、5月22・25日など8営業日を休む。これに連休と週末を合わせると15日をこえる。光州2工場も4月27~29日と5月6~9日に休むことにした。ルノーサムスン自動車は来月4日と6~8日を休むが、連休期間や週末をはさみこんで30日から11日間を連続的に休むわけだ。韓国GMは連休期間が終わって、5月の6~8日から工場を正常稼動する方針だ。

主要自動車メーカーが相次いで休業に突入し、タイヤメーカーも在庫調整や生産設備の点検などのために工場の稼動を中止する方針だ。韓国タイヤ・アンド・テクノロジーは30日から来月2日まで国内工場の門を閉め、3日から稼動を再開する。錦湖タイヤもまた、今月末から来月初めまでの国内工場のシャットダウン期間をめぐって、労使が終盤の調整を進めている。ネクセンタイヤは今月18日から29日まで量産工場を止めたが、来月の生産計画はまだ確定していないと伝えられた。

今年の3月から「コロナ19」による世界的な需要の萎縮で、前年同期比で20~30%水準の売上げの低下に苦しんでいる自動車部品業界は、来月から衝撃がさらに大きくなることから連鎖倒産を心配している。自動車産業連合会によると、1次部品協力社の稼働率はすでに今月に入って平均60~80%に低下したし、2次協力社は50%水準にまで下落した。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者/パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-04-28 17:37:08




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