「韓中企業迅速通路」利用したサムスンの中国出張


李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長は、中国・陝西省の西安で地方政府の最高責任者たちに会って「事業・投資」と関連した協力を求め、肯定的な約束を受けた。去る17日に出国した李副会長は、特に「コロナ19事態」が続く状況でも中国訪問に乗り出して西安メモリ工場(NAND型フラッシュメモリなど)を点検し、内外の危機克服と半導体超格差を維持するための素早い動きを続けた。

19日の中国陝西日報などによると李副会長はこの日、フホピン陝西省委員会書記、リュグォチュン陝西省長などと面談を持った。この席でフホピン書記は「サムスンがコロナ19事態と関連し、防疫物資を支援したこと」に感謝の意を表したことが伝えられた。特に同氏は、「外国人投資企業の生産再開をより積極的に支援する」とし、「わが省はサムスンとの友情が深まることを望む」と強調したと伝えられた。

同氏はまた、「陝西省でサムスンのプロジェクトが推進されるよう全力を尽くす」とし、メモリ・ロジック半導体、電池、バイオなどでの協力を強化しようと付け加えた。李副会長は「サムスンのプロジェクトは順調に進んでおり、協力の領域を広げて交流を増やそう」と語り、「陝西省の新しい時代を迎えることができるように貢献したい」と答えたと伝えられた。

この日、李副会長は2泊3日の中国出張を終えて、同行したサムスン電子メモリー事業部のシン・ギョヨン部長(社長)、サムスン電子DS部門のパク・ハクキュ経営支援室長(社長)などと一緒に帰国した。李副会長は空港で米国工場の増設の可否を問う取材陣に「悩んでいる」という短い答えだけを残して、コロナ19の検査を受けるために近くの一時生活施設(ホテル)に移動した。李副会長一行は診断検査を受けた後、それぞれ割り当てられた部屋で結果が出るまで6時間ほど待機した。

李副会長は「韓中企業迅速通路(入国手続きの簡素化)制度」を利用して、去る17日に中国出張に発った。迅速通路制度を利用するには出国前に少なくとも14日間の健康監視を行わなければならず、出発72時間以内に陰性確認書の発行を受けなくてはならない。中国入国後も地方政府の指定施設で隔離され、遺伝子増幅(PCR)・抗体検査を受ける。このことから、李副会長は中国入国の過程で2度の検査を受けた。帰国後の手続きまで含めると、李副会長は短い出張のために総3回の検査を受けたわけだ。このような手順は今後、財界関係者の海外出張にも影響を与えると思われる。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-05-19 23:13:48