セブランス病院、防疫に「非常事態」…一日に3万人が訪問



  • 10日、「コロナ19」の確定者が多数発生したソウル市西大門区の延世大学セブランス病院リハビリ病棟で、病院関係者が忙しく動いている。 [ハン・ジュヒョン記者]


延世大学セブランス病院は研修医が集団休診を終えて復帰したが、その一日後に「コロナ19」確定者が17人も発生して緊張する姿だ。

特にこの日に新規感染者が7人発生した後に閉鎖されたリハビリ病棟は寂寞感だけが漂う。この日に訪れたリハビリ病棟は入口をはじめ、市民が建物と接触することがありうるすべての場所に立ち入り禁止線を設置して接触を防いだ。

各入口にはA4サイズの用紙に「診療と検査室、治療室運営中断案内」という案内書きが付いている。外部から覗くことができる窓も、ほとんどがブラインドを下ろした状態だった。外部接触を事実上すべて遮断したわけだ。入口の自動ドアを通して辛うじてのぞき見ることができるロビーには、一人の収納スタッフと防護服を装備した関係者のみが立っているだけだった。

延世大セブランス病院を訪れた多くの外来患者は、感染者が発生した場所がどこなのかを知らなかった。リハビリ病棟が病院本館から5分ほど、さらに歩いて上がって行くところにあって外部と遮断しやすいたからだ。ただしリハビリ病棟のすぐ隣に位置した小児病棟を訪れた患者の親は、心配が混じった視線を送った。大田市から外来診療を受けにきた子供の患者の両親は、「延世大セブランス病院で感染者が出たという話は聞いたが、すぐ隣の病棟だとは知らなかった」とし、「病院を信じるだけで、ほかに何か手があるだろうか?」と語った。

延世大セブランス病院では先月17日、「サラン第一教会」に行ってきた看護師1人が確定判定を受けて眼科病棟が閉鎖された。当時、追加の確定者は出なかったが、病院側は胸を撫で下ろしながら、各病棟ごとの出入りを厳しく統制・管理している。しかし今回は本館とリハビリ病棟が破られて、途方に暮れた雰囲気だ。

ソウル市西大門区の延世大セブランス病院でコロナ19の確定者が発生したのは、本館の栄養チームとリハビリ病棟の2ヶ所だ。病院側によると、9~10日の二日間に確認された感染者は17人で、栄養チームで10人、リハビリ病棟で7人が養成判定を受けた。

前日に栄養チームで陽性判定を受けた最初の確定者(ソウル患者番号4487番)は、病院本館2階の調理場に勤務して、配食を担当する外部の協力会社の従業員だ。この人物が確定された後に病院内のスタッフと接触者を検査した結果、家族や従業員9人の計10人が陽性判定を受けた。

リハビリ病棟の最初の確定者は、患者がリハビリと治療を受けるとき支える看護補助員で、病院に常駐するが、外部派遣の人材であることが確認された。この日にリハビリ病棟の7階で追加確定された7人は、看護師2人と患者1人そして保護者2名に介護者1人などだ。これらの確定者はどこで感染したのか正確な経路がまだ解っていない。

中央防疫対策本部は「延世大セブランス病院の栄養チームとリハビリ病棟の間にどんなつながりがあるのかまだ確認されておらず、この部分を継続して調査している」と明らかにした。セブランス病院は一日の外来患者1万人、入院患者2500人とその保護者を考慮すると、一日平均の移動人口は3万~4万人が往来する場所なので、今回の二桁確定者の発生は小さくない衝撃を与えている。

リハビリ病棟は一日に医療スタッフと患者やスタッフなど300~400人が出入りする場所で、脳卒中や脊椎・関節手術患者をはじめ、各種の診療科別に入院患者が一日数時間ずつリハビリを受ける。患者は主に60代以上の高齢層が多い。またリハビリ病棟は小さな道路を挟んで小児病棟がすぐに横にあり、ことによるリハビリ病棟以外の病棟でも追加確定者が出ないか緊張している。

今回の確定者の発生で、診療と手術の正常化を期待していた患者たちからは失望する目つきが歴然だった。 11日に心臓内科で外来診療を受けて、高血圧・高脂血症薬を処方を受けることにした80代の患者は、診療予約を一週間延期することにしたと語った。

中央防疫対策本部のクォン・ジュヌク副本部長は、「延世大セブランス病院のような大型病院はもう少し対策を強化して、食堂やカフェなどを中心に従業員と出入りを対象にマスクを必ず着用させるようにし、さまざまな防疫上の注意がきちんと履行されるかを点検するようにする」と語った。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者/チョ・ソンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-09-10 18:11:17