「進撃のバッテリー」産業用車両にまで領土を拡張


  • バッテリーセルの需要の推移


電気自動車を超えてバッテリーを主動力源として搭載した産業用車両が続々と登場している。小型建設機械などを主力とする斗山ボブキャットは、世界初の量産を目標に開発中の完全電気化ローダーもリチウムイオン電池が搭載される見通しだ。

21日のバッテリー業界によると、斗山ボブキャットは北米市場で早ければ来年の量産を目標に、完全電気化された小型ローダー製品を開発中だ。

ローダーは主に骨材類の積載に使用される産業機械だ。斗山ボブキャットが開発している小型ローダはリチウムイオン電池が装着されることが分かった。斗山ボブキャットはすでに昨年から、欧州市場で1トン級の電気ミニショベル「E10e」を量産している。 E10eは内燃機関のない電気モーターのみで駆動する親環境(環境にやさしい)製品で、このクラスのディーゼルエンジン搭載製品と同じ出力・性能を備えている。 1回の充電で最大4時間の連続作業が可能だ。

しかしまだショベルの主要な可動部分は従来の方法で駆動される。バッテリーの出力が不足しているためだ。北米の発売を目標に開発されているローダーは、油圧部まで全ての駆動部が電気化される予定だ。

現代建設機械(Hyundai Construction Equipment)も去る4月、忠清北道陰城(うむそん)の現代コアモーション(Hyundai Core Motion)グローバル物流センターで、リチウムイオン電池を搭載した無人フォークリフトを初めてデモンストレーションした。無人フォークリフトは工場内で自ら走り回り、安定した物流荷役・積載作業を行う人工知能(AI)ロボットだ。

現代建設機械側はバッテリー製作社については公開することができないとしたが、業界によると国内企業のバッテリーセルが使用されていることが分かった。

バッテリー専門の市場調査会社B3によると、建設機械やロボットなどに使われるバッテリーの需要は、セル(陽極材と陰極材で構成された最小単位)を基準にして今年の末までに89億個で、昨年の87億個に比べて2.3%増加すると予想される。バッテリーの需要は2016年の58億レベルから、毎年着実に増加傾向を見せている。バッテリー技術が大幅に改善されたことも、産業車両の分野で需要が増加している主要因だ。

LG化学とサムスンSDIなど国内のバッテリー企業は、バッテリー技術を確保したことによって産業機械市場への参入を計画していることが伝えられた。 LG化学は来年のNCMA(ニッケル・コバルト・マンガン・アルミニウム)の量産を目標に準備中だ。サムスンSDIは年内に電気自動車用NCA(ニッケル・コバルト・アルミ)陽極材とバッテリーの開発を完了するという計画だ。

あるバッテリー業界の関係者は、「世界的に環境に配慮した需要が増えた時点であり、建設市場に使われる掘削機やフォークリフトなども相当にあると見ている」とし、「バッテリーメーカーは電気自動車に続き、産業機械市場の電気化事業に関心が高い」と述べた。

最近、バッテリーメーカーは産業用車両のほかに電気自動車はもちろん、ロボットや船舶、ドローンなどに供給先を拡大している。 LG化学は最近、アマゾンの物流自動化ロボット用バッテリーのサプライヤーとして選ばれた。最近、韓国航空宇宙研究院が開発した高高度長期滞空ソーラー無人機(EAV-3)にもリチウム硫黄電池を搭載した。サムスンSDIはハンファディフェンスと大宇造船海洋が開発に着手した船舶用リチウムイオン電池を供給している。
  • 毎日経済_チェ・グンド記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-09-21 19:08:26