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ソウル市「対コロナ劇薬処方」…「5人以上の集合禁止」か


今月に入ってコロナ19の爆発的な拡散を防ぐために、ソウル市は首都圏の自治体とともに年末年始に「5人以上の集合禁止」行政命令を下す方針を固めたことが分かった。

21日のソウル市によると、市はこのような案をめぐって京畿道と中央災難安全対策本部などと行政命令の発動時期と期間を調整している。実施時期は23日午前0時あるいは24日の午前0時に絞られたと伝えられた。ソウル市は関係機関との協議を終え、この日の午後にこのような内容を公式発表すると予想される。

5人以上の集合禁止は、社会的距離の確保台3段階で適用される「10人以上の集合禁止」よりも強力な措置だ。この案が施行される場合、屋内外を問わず4人以下の集会のみが許可される。

去る8日から社会的距離の確保「2.5段階」に突入した首都圏では、50人以上の集会やイベントに対する集合禁止措置が適用されている。

このような措置にもかかわらず拡散傾向が弱まらなかったため、17日にイ・ジェミョン京畿道知事は社会関係網サービス(SNS)を通じて、5人以上の集合禁止行政命令を発令することを検討しているとし、首都圏の各自治体と歩調を合わせるために協議すると明らかにした。

首都圏の自治体が「5人以上の集合禁止」という「劇薬処方」を出した背景には、なかなか収まらないコロナ19の拡散傾向が影響を及ぼした。

年末の集会と移動量が増えてコロナ19の伝播リスクが大きい年末年始に拡散傾向を遮断できなければ、医療システムの崩壊などの制御不能な状況に陥ることが起こりうるという判断が作用したとみられる。

中央防疫対策本部によると、この日の午前0時の時点で首都圏のコロナ19確定者は前日比で649人増えた。地域別に見るとソウルが327人で最も多く、京畿道237人と仁川が85名だ。特にソウルの場合は16日423人、17日398人、18日384人、19日473人ど、300人~400人代の確定者数を着実に記録している。
  • 毎日経済_チェ・ヒョンジェ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-21 11:11:49




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