トップ > コラム > 人物 > NHNエンタのチョン・ウジン代表、ゲーム開発競争力に自信

NHNエンタのチョン・ウジン代表、ゲーム開発競争力に自信

チケット・サイバー決済業者買収、安定的な収益構造作る 

  • NHNエンタのチョン・ウジン代表、ゲーム開発競争力に自信
2000年10月、大学を卒業してすぐに検索専門企業「ソリューション」に入社し、世界最高の検索エンジンを作るという夢を燃やしていた若者がいた。技術力を認められたこの会社は、翌年5月にNHNに買収・合併され、彼は自然とNHNの構成員として席を移した。その後、複数の要職を経て成功した彼は39歳の若い年齢でゲーム業界屈指の最高経営者(CEO)の位置に登る。今年2月、NHNエンターテインメントの首長になったチョン・ウジン代表(39)の話である。

最近、京畿道の板橋テクノバレーにあるNHNエンターテインメントの社屋で毎日経済と会ったチャン代表は、高速昇進の秘訣を問う質問に「自律と創意を保証する組織の力を信じて一日一日を一生懸命生きたところ、この位置まで来た」と謙虚に話した。

組織の首長になってから、ちょうど半年が経った初心者CEOであるが、チョン代表の前に置かれた宿題の難易度は容易ではない。目に見えて下に向かう実績グラフがチョン代表の悩みを推察させる。今年の第2四半期に売上高1198億ウォン、営業損失73億ウォンのアーニングショックを記録したのだ。チョン代表は「上半期にウェブボードゲーム規制が強化され、企業の収益性が突如悪化した」とし「今は会社の体質を変えて別の場所で機会を狙う」と述べた。

チョン代表が会社を生き返らせるための会心のカードとして取り出したのは、「異種産業間の結合」である。最近のNHNエンターテインメントの歩みは同種のゲーム業界の間で話題になった。今年上半期以降、チケットリンク、インクルート、ゴドソフト(GodoSoft)、アイユーメディア(IUmedia)、韓国サイバー決済などのゲームと関連のない情報技術(IT)企業を相次いで買収し、歩幅を広げているのだ。株式投資買収額だけで、少なく見積もっても3000億ウォンに達すると予測されている。チケット購入代行、モバイルショッピングモールソリューション、電子決済をはじめ、買収した企業の個性も各種多様でそれぞれの特色がある。

チョン代表は「浮き沈みが激しいゲーム産業だけに依存するにはリスクが高すぎると判断した」とし「長期的に非ゲームとゲームの領域においてそれぞれ5対5の安定した収益を出す構造に会社の体質を変革させようとしている」と強調した。チョン代表は、最近の歩みがNHNエンターテインメントの本業であるゲーム事業をおろそかにするという意図として映る恐れがあることも示した。チョン代表が野心的に繰り出した一発は「グローバル・ワン・ビルド(Global One Build)」だ。

一つのゲームを米国、欧州、韓国、日本、中国などへ絨毯爆撃するように同じ日に同時にリリースする方式で、極端にグローバルを狙う一手だ。

チョン代表は「これには、開発初期から、それぞれの国の言語、文化、タブー(taboo)のすべてに注意を注ぐ細やかな心が必要だ」とし「グローバル・ワン・ビルドを自信を持ってリリースできるということは、内部のゲーム開発能力がそれほど上がってきたことを意味する 」と述べた。今年中に出す10種のモバイルゲームすべてをグローバル市場で同時に公開するとチョン代表は付け加えた。

■ He is...
△ 1975年ドイツ生まれ △2000年ソウル大学社会学科卒業 △2000~2001年サーチソリューション △2001~2013年NHN米国事業開発グループ長、NHNプレイネット事業部長、カジュアルゲーム事業部長 △2013~2014年NHNエンターテインメント事業センター長 △2014年2月NHNエンターテインメント代表取締役社長
  • 毎日経済_ホン・ジャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-14 17:35:23




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア