解説 | ハングル:완판녀/완판남 ハングル発音:ワンパンニョ/ワンパンナム 解説: ワンパンニョ(완판녀)、ワンパンナム(완판남)とは商品が売り切れることを助ける男女のことを意味する。通常は芸能人を意味するが、地方の特産物が売れる際に助けになった政治家や篤志家が隊列に合流することもある。 普通、ワンパンニョはドラマや映画で協賛を受けた服、靴、アクセサリーなど、作品の人気に影響を受けて飛ぶように売れるとき、その服を着用していたトップスターを指して言う。 1990年代末には、キム・ヒソンのカチューシャが在庫がなくて売ることができない程に人気を得たが、当時にはワンパンニョと言う言葉がなかったため、キム・ヒソンをワンパンニョと呼ぶことはなかった。キム・ヒソンを含めて、ワンパンニョとして認定を受ける女性芸能人にはイ・ヒョリ、ハン・ヒョジュ、コン・ヒョジン、シン・セギョンなどがおり、フィギュアスターのキム・ヨナも加わる。 最近にはMBCドラマ『バラ色の恋人たち』の女性主人公の役を引き受けたハン・ソナとすっぴんで顔に水分クリームを塗ったハン・ゴウンがワンパンニョと呼ばれている。ただし、放送局やメーカーが商品の宣伝をするためにワンパンニョのイメージをわざと作る場合もあるため、注意しなくてはいけない部分だ。 ワンパンを助けた男性芸能人をワンパンナムと呼ぶ。コーヒー豆の時計をつけたユ・ジェソク、着用して出てきたダウンジャケットがホームショッピングで人気を得たイ・スンギ、ファッションセンスがあるチ・ジニなどが、ワンパンナムに選ばれる。ただ、女性の芸能人ほどにはワンパンの意味が強くない。韓国の男性は女性ほどにはファッションに敏感ではないからだ。 ワンパンナム(ワンパンニョ)と呼ばれる人の中には、ホームショッピングのショーホストとして出演し、準備した商品を全て売り払ってしまう人も含まれる。この場合には、ファッション感覚やイメージよりも話が上手であったり、視聴者にセンスのあるアピールをする能力が卓越していると見ることが正しい。 参考までに販路で悩んでいる漁民たちの替わりに、ハタハタを売った江原道のチェ・ムンスン知事が地域住民たちにワンパンナムと呼ばれる。 |