テポトンジャン（大砲通帳）：대포통장
| 解説 | ハングル発音：テポトンジャン 意味：他人名義の通帳 解説：他人の名義を盗用して作られた通帳。通帳に入ったお金の実際の所有者と通帳の名義が違う。借名口座と同じ意味だが、借名口座の場合には、名義の使用に対して暗黙的な了解がある点があることが多い。 預金通帳や現金（デビット、チェック）カードなどを他人に譲渡、貸与、販売する行為は、違法であり、これを犯罪に利用した場合には、刑事処罰を受ける。大砲通帳に名義を提供した人の場合は、金融秩序紊乱者であると考えて、クレジットカードの開設や新規カード発行が拒絶される。 大砲通帳は大砲フォン（他人名義の携帯電話）と結合して、様々な犯罪に使われる。例えばボイスフィッシング、インターネット直取引詐欺などだ。裏金を隠すにも大砲通帳が愛用される方法だ。 他人の通帳や携帯電話を人に貸すこと自体が違法だが、「絶対に違法なことには使わない」という広告文句に惑わされて小遣い稼ぎで通帳を売る場合がしばしばある。まれに、仕事や給与支給を理由に通帳とパスワードを要求して、本人も知らないうちに大砲通帳を作る詐欺組織もある。 就職や給与の支払を目的として口座番号を要求する場合もあるが、パスワードまで要求する場合には、100％詐欺だ。 大砲通帳による詐欺の被害が増えるにつれて、大砲通帳の預金者に対しても損害賠償責任を問う判例が増えており、お小遣いを稼ぐために名義を貸したら最後、生涯にわたって返しても返せない借金を背負うこともある。 金融機関では、短い期間に、複数の口座を作る人を対象に目的を尋ねたり、口座開設を拒否したりもするが、緩く適用する金融機関も少なくなかった。 このため、2015年3月から複数口座かどうかに関係なく、入出金が自由な口座を開くときに、金融取引の目的を確認して、これを証明する書類を追加で提出してこそ口座を開設できるようにする制度ができた。このため、学生や無職、フリーランス、退職者などは、新しい口座の作成が難しくなっている。 |
- Lim, Chul/写真=MBN放送映像キャプチャ
- 入力 2015-11-11 00:00:00
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