イッソビリティ：있어빌리티
| 解説 | ハングル：있어빌리티 ハングル発音：イッソビリティ 意味：何らかの価値（財産、能力、人脈、名声など）があるように見せる能力 解説：ある（있어、イッソ）とビリィティ（bility）を合わせた言葉だ。ハングルと英語が組み合わさった単語だ。それなりに見えるようにする能力だ。 ソウル郊外の貧しい地域、地下の賃貸部屋の前にベンツ1台が止まっている。その近所に不釣り合いな車なため、人々は不思議に思っている。金持ちの家の自家用車の運転手が運転して来た車なのかと思っていたが、違う。地下の賃貸部屋に住む30歳の男性の唯一の財産だ。 彼は中古車市場で、車を1台購入して、ぴかぴかに磨いた。その車を運転しながら、上流階級の人であるかのように振舞う。女性を惑わして暮らす「つばめ」だ。正体がばれたら、刑務所に閉じ込められるか、少なくとも大恥をかき、自分が属したかった世界から追放される。 成功した、能力のある人として、他人に認められようとする「イッソビリティ」能力ひとつで、偽りの人生を生きていた人は、以前にもいた。主に詐欺師、浮気者だったが、少しだけでも実状を覗けば、正体はすぐにばれるようになっていた。 しかし、オンラインの世界での「イッソビリティ」は違う。自分の日常についてあまり関心がない人から注目を集めることができる。誰が認めてくれたのかは、あまり重要でははない。SNSに写真や動画、文章を残せば「いいね！」をクリックしてくれる。それで十分だ。 日常が退屈で、汚れていて、涙でぐちゃぐちゃになっていても、仮想世界で価値のある人に見えれば十分だ。スターや政治家、詐欺師の領域だった、何か（お金、名声、能力など）があるように見せる能力が大衆にも必要な世の中になった。虚像と実像がごちゃごちゃにもつれた世界だからか、「イッソビリティ」は、来年の韓国社会を支配するトレンドとして挙げられる。 このようなトレンドを助長する人、数十万人のフォローがあれば、お金と人気は自然と生じると煽る商人たちがトレンドを支配する。 |
- Lim, Chul
- 入力 2015-11-12 00:00:00
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