バンコク / パンコク:방콕

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解説 ハングル:방콕

ハングル発音:バンコク(パンコク)

意味:部屋から出ずに閉じこもって過ごすこと

解説:タイの首都、バンコクと同じ発音だ。ただし、この新造語辞書で取り扱うのはその意味ではない。

バンコクは、部屋(방 / バン)とぶすっと刺さることを形容するコク(콕)という擬音語を合わせた言葉だ。これ合わせると、部屋にぶすっと突き刺さって過ごすという意味になる。

夏休みを迎えた2人の会話。

「今回の休暇にどこか良いところに行く計画でもあるのか?」
「まあ、バンコク?」

こうすると、非常に判断がつきにくくなる。タイの首都バンコクにゴルフ旅行にでも行ってくることなのか、それともすることもなく家に閉じこもって過ごすのか、知る由がない。もちろん、話相手が言うことや、ポケット事情、恋人がいるかなどを考慮すれば、類推することはできる。

バンコクという言葉は、非常に昔から使用されてきた。インターネット時代に登場した新造語では決してない。

1989年に韓国人が海外旅行を安心して行けるようになった後、数年経たないうちに、この言葉が流行に乗り始めた。

海外旅行自由化の波に乗り、1番最初に登場した旅行地がバンコクだったのだ。まだ中国との交流は本格化する前で、米国やヨーロッパ、日本は物価も高く、韓国人のポケット事情に合う国はタイだった。さらに、男性が好む遊興施設も並んでいたから。

とにかく休暇シーズンにバンコクに行って来る人が増えると、今回の休暇にどこに行って来たの?と訊ねる時、答えに困れば、「バンコク」と言いながら曖昧にごまかす人が登場した。
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-08-02 00:00:00

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