解説 | ハングル:할많하않 ハングル発音:ハルマンハアン / ハルマナアン 意味:「言いたいことは多いが言わない」という言葉を短くした言葉。 解説:2人が争っている。 片方が一方的に悪口を浴びせて、もう一方はただ頭だけ掻いている形勢だ。おそらくやられても当然なマネをしたようだ。 10分間以上悪口を浴びせた人の口からこんな言葉が出る。 「ハルマンハアン(言うことは多いが言わない)」 それからは振り返って帰って行くようかと思われたが、再び怒りが込み上がってきたのか戻ってきて悪口を浴びせた。 「私はこれ以上言わないが」 なんだかんだと言うことがいつ終わるかわからない。 省略語まで出たりしたが、「ハルマンハアン」はあまり支持を受けていない。 DCインサイド(韓国の大型画像掲示板サイト)にはこんな批判もある。 省略したこと自体も変なうえに 言いたいことが多いなら、ただ言って悪口を食らえばいいだろう。何を言ってもただハルマンハアン、ハルマンハアン言っているとさらに腹が立つ。 ハルマンハアンは言いたいことがあまりない人の定番として認識されている。過ちを犯して言い訳を探すのにこれといって浮かぶことがないのだろう。「ハルマンハアン」よりは「口が10個あっても言うことがない(大変申し訳ないという意)」と言う方が良い時がはるかに多い。 ただし事態の成り行きを見るために、言葉を惜しむ場合がたまにある。そのような場合にも、ハルマンハアンよりは最初っから「No,Comment」が正しい。すべての人が共感するに値する言葉なら、すぐに取り出すのが適格だ。事態の成り行きを見るというのは、悔しい事情があったとしても、カーテンの後ろで交渉を通じて解決するという意味として映るためだろう。 一見「ハルマンハアン」と似たように聞こえるが、意味や使い道が全く異なる言葉がある。 「後で話す(이따가 말을 하겠다)」という言葉だ。 この言葉は、愛する恋人に告白をしたり、隠された真実を言おうとする瞬間、緊急事態が起きて、いまだ言えず先送りする時に出る台詞だ。このような言葉を残した主人公が悪役により息を引き取るストーリーで展開される場合がしばしばある。告白を聞けなかった人は、さらに気の毒だ。 ああ、ちくしょう、言いたいこと忘れた。 |