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  • Q.
    WINNERとiKONについて教えてください。(下)
  • A.
    ※この記事は「WINNERとiKONについて教えてください。(中)」の続きです。

    『WIN:Who is Next』で兄たちに敗れた後、Bチームに属していた練習生たちは不安になったでしょう。チームを解散させるか4年も後にデビューさせるというのが、当初のYGエンターテイメントの発表だったのですからね。もちろん、競争をさらに激しく、それでプログラムをさらに魅惑的にするためだったのだろうけれど、Bチームを応援していたファンたちは不安でした。

    YGが元々本性をあまり表さない会社なんです。それでも会社の代表ヤン・ヒョンソクがB.IとBOBBYをあまりにも大切にするという事実に、ファンたちは大きな心配はしなかったでしょう。

    B.Iらはデビューするために『MIX&MATCH』という競合を再び行わなければなりませんでした。チームの主軸であるB.IとBOBBYは、『WIN:Who is Next』、『SHOW ME THE MONEY』に『MIX&MATCH』まで3回ものサバイバルオーディションを受けたわけです。実際に考えてみれば『MIX&MATCH』は、『WIN』で活躍していたBチームのメンバーのデビューだけではなく、将来まで考慮したマッチでした。

    すでに勝った状態で舞台に上がったということでしょう。チームの名前でもヤン・ヒョンソクの愛情が溢れ出ます。K-POPのアイコンだなんて、本当にものすごい野心が込められた名前ですね。

    WINNERがデビューして1年後の2015年、所属事務所の先輩であるヒップホップデュオのJinuseanの音源の録音にデビュー予定の7人のメンバーが参加しました。みんなで叫ぶ役割を務めたので7人の声を区分することが難しい、そのような作業でした。

    2015年1月頃にデビューするというスケジュールは、6回も延長して9月15日になりやっとデビューしました。以前からファンダムが形成され、デビューだけを指折り数えて待っていたはずなので反応は熱かったですね。デビューアルバム『WELCOME BACK』は、発売と同時に音源チャートを完全征服し、MBC『ショー!音楽中心』でRed VelvetとFLY TO THE SKYに勝ち、わずかデビュー11日で地上波1位を達成しました。

    10月1日に出したハーフアルバムは、少女時代のテヨンのミニアルバム『I』とイム・チャンジョンの『もう1つの愛』に押されて以前ほどは力を発揮できませんでした。しかし、デビューして1カ月も経っていない新人グループが、ショーケースを兼ねてオリンピック体操競技場でコンサートを開いたため、「本当に新人なのか」という言葉が出回るほどでした。所属事務所の先輩であるEpik HighとJinuseanらがゲストとして参加し、力を加えたりもしましたが、競争オーディションを通じて出した曲が多かったためコンサートが可能でしたね。『MIX&MATCH』でデビューを切に望む気持ちを歌詞に込めて歌った『CLIMAX』を歌う時は、ファンたちが大合唱をしながら嗚咽する珍しい風景が起きたりもしました。

    これほどの熱気を見せてくれた新人グループに当然賞が回ってこなくてはならないでしょう。iKONはWINNERの後に続いて、年末年始に授与される各種新人賞を総なめにしました。

    2016年1月に日本でもデビューしましたが、当日のオリコンアルバムチャート1位に上がり、1月チャートでも5位にランクインしました。そして、1月30日、31日の2日間、国内外のツアーを知らせるコンサートが開かれました。女装をしてEXIDの『Up&Down』とヨジャチング(GFRIEND)の『Me Gustas Tu』も歌いました。EXIDらをゲストに招待したふり、ということでしょう。

    • < 女装をしてEXIDの『Up&Down』を公演したiKON。この姿を見てファンたちはEXIKONという名前を付けた >

    体操競技場くらいはいっぱいに満たすファンたちを確保した新人グループ。iKONのファンダムiKONICは、形成初期から関心を集めたのです。新人だけどそのへんのボーイズグループよりもファンの数が多いうえに、B.IとBOBBYのファンページのフォロワーは100万人を遥かに超えています。このようなフォロワーを持つグループは、BIGBANG、EXO、INFINITE、防弾少年団(BTS)しかないのに、デビュー1年にもなっていない新人が偉業を達成したのです。

    特異的に国内のファンに比べて、海外のファンが非常に多いです。国内のファンに限定すれば、まだ防弾少年団やSEVENTEENに押されるというのが定説に近いでしょう。

    応援棒(ペンライト)をめぐって、最長寿アイドルグループである神話のファンクラブ神話創造と議論が起きたことも、莫大な規模のファンダムのためでしょう。2015年12月中旬に出た応援棒は光をつけると赤色や、切った時はオレンジ色に変わりますが、神話のファンたちがオレンジ色が神話の固有カラーだと言いながら反発した事件でしょう。

    メンバー紹介

    ▶ キム・ジンファン(金振煥。1994年2月7日生まれ)-メインボーカル。グループの長男だが可愛い見た目のおかげで、ファンたちには妖精扱いを受ける。身長が小さいが(165センチ)、本人はあまり気にしていない。1番仲の良いメンバーとしてBOBBYを挙げたが、練習生時代に最もケンカをよくしたメンバーで、2人は愛憎の関係だと言及したこともある。

    ▶ ソン・ユニョン(宋允亨。1995年2月8日生まれ)-サブボーカル。いたずらをすることが好きで、セルカ(自撮り)をよく撮ることで有名だ。芸術高校に通って演技者の夢を見ていた中で、経験だと考えて受けたYGオーディションに合格してうっかり練習生になったという。親が焼肉屋をしているが、そのためなのか料理が上手く、ソンシェフというニックネームもある。可愛い妹がいて、家柄の優越した遺伝子を証明した。プールに落ちたク・ジュネを助けてあげた命の恩人。

    ▶ BOBBY(金知元 / キム・ジウォン。1995年12月21日生まれ)-『SHOW ME THE MONEY 3』で優勝したラッパー。賞金1億ウォンを米国に離れて暮らす母に送った親孝行息子。ニューヨークオーディションを通じてYGに入社し、重低音の荒い声でハイトーンのB.Iとかっこいいケミを見せる。BOBBYに惚れると答えが出ないとし、「BOBBY地獄」というニックネームもある。

    ▶ B.I(金韓彬 / キム・ハンビン。1996年10月22日生まれ)-リーダー。ラッパー、メインダンサー。中学時代から練習に陥って学校にあまり行かなかったという。BOBBYと挑戦した『SHOW ME THE MONEY』で中途脱落したが、『BE I』は、『SHOW ME THE MONEY』から出た音源の中で初めてMelOnチャート1位に上がった。デビュー前からすでにヒット曲を作ったというわけだ。歌詞を直接書いてビートも打つ。2015年の「9月の歌」に選ばれたデビュー曲『MY TYPE』は、B.Iが直接作曲作詞した曲だ。スンファプリテク代表の父キム・ジョンジュ氏が虚偽公示で投資詐欺を起こし、会社資金23億ウォンを横領したという疑いの事実が明らかになったために立場が困難になったりもした。

    ▶ キム・ドンヒョク(金東赫。1997年1月3日生まれ)-サブボーカル。中学3年生の時にJYP公開採用で1位になったが、後に非公開オーディションを通じてYGに所属を移した。小学校、中学校の頃に全校会長をした模範学生だったが、芸能人になると言って家族が驚いたという裏話がある。8歳の時に亡くなった父親がつけた幼名であるドンドンイを別名として使う。愛嬌が多く、鳥肌が立つような恥ずかしいコメントを何事もなくする。例えば、「僕はだ~れだ!」。

    ▶ ク・ジュネ(具俊會。1997年3月31日生まれ)-メインボーカル。幼い頃からマイケル・ジャクソンが好きで、関連商品を集めてダンスを研磨したという。マイケル・ジャクソンのファンカフェにも姉のIDで登録して活発な活動をした。小学校6年生の時にマイケル・ジャクソン博士として『スターキング』にも出演した。非常にきれいな脚を持つ(下の写真)。

    ▶ チョン・チャヌ(鄭粲右。1998年1月26日生まれ)-サブボーカル。KBS『花より男子』などの複数のドラマに出演した子役俳優出身。東方神起『Balloons』のミュージックビデオでチャンミンの子役を務めた。ゲームで負ければ我慢ができなく、強い勝負欲を表わしたこともある。2016年8月に発売されたDVD写真集『SUMMERTIME』でチーム最年長であり、最も身長の低いキム・ジンファンと「長短組」というコンビを結成した。