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  • Q.
    「私たち結婚しました(ウギョル)」歴代カップルを振り返る(第4期 パート④ / 全4期)
  • A.
    チェ・テジュン&ユン・ボミ、チェ・ミニョン&チャン・ドヨン、コンミョン&チョンヘソン、Sleepy&イ・グクジュの4組のカップルが持つ共通点は何でしょうか。

    MBCのバラエティ番組『私たち結婚しました』(以下『ウギョル』)に出演したカップルでしょうか。

    その通りです。そしてもう一つの共通点があります。仮想結婚生活が非常に短かったということです。長くは1年近く仮想結婚生活を続けるカップルもいましたが、彼らに与えられた期間は6カ月にも満たないものでした。

    それでもチェ・テジュン&ユン・ボミカップルは良い方です。門が閉ざされる前に幸せな結末を迎えることができたからです。チェ・ミニョン&チャン・ドヨンカップルが置かれた環境と比べたら、はるかに良好ですよね。チェ・ミニョン&チャン・ドヨンは「黒い髪が白髪だらけになるまで」という誓いをした直後に別れを告げていました。彼らの夫婦生活は2カ月を超えることができませんでした。

    このカップルがこのような運命になるとは本人たちもそこまで知らなかったことでしょう。いや、この番組を進めてきた担当者たちも予想できていなかったことでしょう。

    昨年末にはMBCが独自に与える賞を総なめにしたりもしました。ベストカップル賞にはエリック・ナムとMAMAMOOソラ、人気賞にはチョ・セホとFIESTARチャオル、ここにイ・グクジュがバラエティー部門の女性最優秀賞、パク・ナレが優秀賞を受賞しました。これだけではありません。担当PDが交換された後、昨年の第4四半期には広告をすべて埋める成果を収めたと制作陣はインセンティブまで受けとりました。

    2008年に電波に乗り始めた『ウギョル』は放送初期から波紋を呼んで回りました。ことあるごとに「廃止せよ」という視聴者の圧力を受けました。実際のカップルが登場するtvN『新婚日記』が登場した後にはさらに視聴者掲示板に深刻なコメントが書き込まれました。

    • <『ウギョル』最後の放送でチャン・ドヨンは「あなたの妻で本当に幸せでした」と書いた手紙をチェ・ミニョンに渡した >

    しかし『ウギョル』制作陣はあまり気にしませんでした。外部には今がやめ時なのではと考える人もいましたが、内部的には堅固な信頼を得ていると説明したりもしていました。春のプログラム改編でも『ウギョル』は、グリーンライトをオンにして走るように見えました。

    たとえ視聴率が3~4%台で低迷していても、話題をふりまきながら10年間続けてきた長寿番組を捨てるのは惜しいはずだからです。そんな中でチェ・ミニョン&チャン・ドヨンカップルが登場しました。意外でしたが新鮮でした。

    善男善女でもなく、トップスターでもない2人のラブストーリーは、人々の好奇心を刺激しました。このカップルを見るために放送が開始される時間にテレビの前に座る人も登場し始めました。そして、ちょうどその時、廃止が決定されました。

    制作陣は『ウギョル』の廃止ではなく、シーズン4の放送終了と明らかにしましたが、これを信じる人はほとんどいないようです。突然「別れろ!」という通報を受けた仮想夫婦は寝耳に水だったことでしょう。チェ・テジュン&ユン・ボミカップルは幸いなことに3月4日に降板していたので、このような運命から逃れることができたので幸いでした。

    チェ・テジュン&Apinkユン・ボミ(テボムカップル)

    チェ・テジュン(1991.7.7)はSBSドラマ『ピアノ』でチョ・インソンの子供時代を演じた子役俳優でした。何本かの作品に出演したところ、友人が自分を「芸能人」だと感じている気がすると俳優活動をやめたそうです。その後、国立伝統芸術学校に入学して演技生活を再び夢見ることになりました。

    20歳になる前に複数の企画会社からラブコールを受けましたが、自分が希望する俳優ではなくアイドル歌手だったのですべて断り、自分が心の中でメンターだと思っていたキム・ミョンミンのMMエンターテイメントからオファーがくると、すぐに入ったそうです。キム・ミョンミンの指導を受けて、映画『ペースメーカー』、SBS『ドラマの帝王』(2012)『大風水』(2012)に出演したのちに連続ドラマ『おバカちゃん注意報 ~ありったけの愛~』にキャスティングされ、自分の名前を知らることになります。その後、KBSドラマ『お願い、ママ』で万年就職準備生として登場して視聴者たちに確実に記憶されることになりました。

    人気が高まり、MBC『ラジオスター』などバラエティ番組にも顔を出し初め人気番組であるKBS『国民トークショーアンニョンハセヨ』のMCの一人にもなりました。そして、『アンニョンハセヨ』のメインMCであるシン・ドンヨプに段々と似ていくという話も聞きました。シン・ドンヨプは18禁トークで時々一座を緊張させます。よりによってその部分が似てきているという意味なんですよ。

    例えば、シン・ドンヨプより手が大きいことが確認されると「手が大きければ、すべて大きいのでは?」と言ってシン・ドンヨプさえ顔を赤らめるような発言をしたり、相談をしにきた視聴者がUSBメモリーについて言及すると「果たしてその中に何が入っているのでしょうか」と怪しい笑顔を作ったりもしたんです。

    そんなとき、Apinkのユン・ボミ(1993.8.13)と仮想夫婦として結ばれました。ボミはグループのメンバーの中でもバラエティ番組によく登場する方です。司会を務めたりもします。『本物の男』に女軍として出演したり、『マイ・リトル・テレビジョン』でテコンドー放送で総合1位になりました。アイドル歌手がテコンドー? 公認テコンドー3段のボミはKBS『ホドンの芸・体・能』で、これまで噂になっていた実力をしっかりと見せつけ、よりによって歌謡界の大先輩であるキム・ヨヌがボミと比較されて屈辱を受けました。

    『ウギョル』出演の便りが知らされたときはファンの反応はあまり良くありませんでした。しかし、相手が男性アイドルではないという事実を確認した後には胸をなでおろすような雰囲気でした。

    『ウギョル』でテジュンとボミはそれなりに相性が合いました。チェ・テジュンはいたずらが好きで、ボミはこれをよく受け入れていました。チェ・テジュンがケーキやヒマワリの花などをプレゼントするとボミはカップルパジャマを準備したりもしました。ボミは以前に出演したバラエティ番組ではきはきとした姿を見せてくれたのとは異なり、『ウギョル』では非常に女性らしかったのですが(仮想の)結婚式を挙げる時には恥ずかしさを振り払ってドレスを引き裂いてセクシーなダンスを踊りました。

    テボムカップルは『ウギョル』のPDが変わる前に選抜された最後のカップルでした。そのためか少し冷遇を受けています。この番組の放送時間が71分なので3組のカップルに公平に分けた場合、23分ほどが割り当てられるところを、17分や19分だけが放送されていました。他のカップルがみんな行く新婚旅行にも行けず、グルメツアーをするとお店のリストまで作っていたのですが、次の撮影ですぐに降板してしまいました。

    ボミのファンは『ウギョル』の撮影が終わったという知らせに歓呼する雰囲気だったので、何だかんだチェ・テジュンばかり気の毒なことになってしまいました。