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リパート大使インタビュー、「襲撃以来、人生に感謝して生きるように」

1か月前にオバマ大統領と通話 

    去る9日、ソウル中区貞洞にある米国大使館「ハビブハウス」。インタビューのために、カメラの照明が入ってくると、マーク・リッパート駐韓米国大使の右頬にある10センチ程度の太いサインペンで引かれたような傷が最初に目に入ってきた。傷は癒えたが、大人の手の長さ程度の傷があまりにも濃く鮮やかに残っていた。彼は去る3月、講演会場で従北主義者に攻撃され、顔に80針を縫うけがをし、自分に向かってくる凶器を防ぐために左腕にも貫通傷を負った。左腕の一部はまだ感覚が戻らないという。

    リッパート大使は健康を問う質問に「ジムで運動もして、赤ちゃんのおむつも替え、家事も手伝っている」とし「もう少しすれば、以前の状態に100%戻るだろう」と述べた。彼は襲撃後に「人生に感謝して生きるようになった」とし「赤ちゃんをもっと抱きしめ、妻にはより頻繁にキスをする。日常の瞬間に感謝している」と述べた。

    リッパート大使はオバマ大統領と頻繁に通話する大統領の最側近として知られている。リッパート大使は、「ワシントンには『大統領と対話した内容は、自分と大統領だけが知っているようにする」という長い伝統がある」とし、「約1か月前に大統領が電話をかけてきて、健康と安否について訊かれ、しばらく会話を交わした」と述べた。リッパート大使は襲撃当時、絶命の危機の瞬間にも毅然と対処して、韓米同盟の堅固な信仰と信頼を見せた。韓国で生まれた最初の子供の名前を韓国語で「セジュン」とつけた大使に向け「セジュンのお父さん、頑張れ」という国民の声援があふれた。

    リッパート大使はツイッターで愛犬の「グリッグスビー」と徳寿宮の石垣道を散歩して、プロ野球場で「チメク」を食べる姿を公開し、「町内のおじさん」のような心暖まるイメージで韓国人たちに親しまれている。しかし、北朝鮮の核問題のような外交懸案についての質問には、断固とした表情で答えた。

    駐韓米国大使以降の進路を問う質問に、彼は「今は大使の任務を遂行することに集中している」とし「次は妻が決める回だ」と笑った。彼は「米国企業に勤務している妻は(時差のため)夜に仕事をして一か月のうち、一週間は出張に行く」とし「妻が多く犠牲になったので、次は妻のキャリアに優先順位を置く順番」と述べた。
  • 毎日経済 キム・ギジョン記者/写真=MBN | (C) mk.co.kr | 入力 2015-07-12 18:21:33