トップ > 数字経済 > マーケット > 小さな贅沢、「シャネル」のロゴに執着する消費者の新たな消費現象

小さな贅沢、「シャネル」のロゴに執着する消費者の新たな消費現象


  • 小さな贅沢、「シャネル」のロゴに執着する消費者の新たな消費現象
最近、国内ファッション市場は続く景気不況の中で消費者の財布がかたく閉じられた状態だ。しかし、このような状況だといって彼らの消費しようとする欲求自体が消えたわけではない。

これに対し、消費欲と経済的制約を受け入れることができるレベルで小さな贅沢が増えている。実際に欲求を満たすことができないショッピングが続いてみると、疲労とストレスがたまるからだ。そうしてみると、消費者の小さな贅沢は2000ウォンのキンパプを食べても5000ウォンのスターバックス、コーヒービーンのコーヒーを飲んだり雰囲気の良いカフェで1切れで6000~8000ウォンもするデザートを楽しむ程度だ。

しかし、最近このような消費性向より果敢になった雰囲気だ。典型的な贅沢品のカテゴリーである高級ブランド商品を購入できないストレスを比較的低価格である該当ブランドのキャンバスバッグショッピングに代替しようとする独特な消費現象が現れているのだ。

ここに、シャネルはもちろん、SAINT LAURENT PARIS、マークジェイコブス、マルニなどの主要な高級ブランドのキャンバスバッグはなくて買えない実情で、PUSH BUTTON、Steve J & Yoni P、NOHANTなど、国内デザイナーブランドから出したキャンバスバッグも人気を集めて売れている。そうしてみると、「シャネルの包装用ダストバッグはカバンとして使用できないにも関わらず10万ウォン近くで売られている。リック・オーウェンス(Rick Owens)の製品購入時に提供するキャンバスバッグは、オンラインコミュニティーや中古市場で最小5~7万ウォンで売れる」というのが業界関係者の説明だ。

なお、「さらにある程度人気を得ている国内デザイナーブランドの中古キャンバスバッグの場合でも、3~4万ウォン台まで売られるとみることができる」というのが彼の話しだ。つまり、高級品売り場に入って熱く叫びたい欲求、自己満足や見せる欲だけが相対的に安い高級ブランドのキャンパスバッグショッピングとして現れていることだ。この他にも、高級ブランドから発売されているラグジュアリー香水や基本Tシャツ、スウェットシャツなども数千万ウォン台のブランドオーダーメイドの代わりに消費者が選ぶ小さな贅沢の一種だ。

このような流れは今後も持続するものと予想される。業界の関係者は「いくら景気が難しくても消費で存在を照明しようとする現代人の購入行為は続くほかない」とし、「消費者達が経済的制約により大きな消費で幸福感を得難くなっただけに、小さな贅沢を享受することで満足を得ようとする傾向は徐々に増えるだろう」と展望した。
  • シークニュース_イム・ソヨン記者
  • 入力 2014-10-28 10:54:05




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア