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数字経済 > マーケット > 男性の消費トレンド、服よりキャンドルに関心がもっと多い
「最近では、服よりキャンドルに関心がもっと多い」ファッションを専攻する20代半ばのある男性の話だ。
彼は昨年から国内外ブランドに関係なく、独特のデザインのキャンドルと香りが良い香草を集めてきた。その上、キャンドル台、造形的な影を作る「シェード」はもちろん、芯を切るはさみ「ウィックトリマー」と火を消す道具「ウィックディッパー」まで、専門的に備えている。さらに果実やワインで「サングリア」を直接漬けて、香草を作ったり、壁掛け用の絵を描いてプレゼントするなど、女性達も気軽にできない趣味を持っている。
このように、最近ファッションと文化に造詣が深い男たちがライフスタイルに集中し始めたのは、1人シングル族が急浮上した社会全般の背景と関連がある。
1人で生活する男性1人世帯が増加するにつれて、かれらは自身を飾るために1次元的なファッションと化粧品など、外見的支出だけでなく、空間を飾るのに大きな関心を見せているのだ。そのうえ、インテリア用消耗品はいくら高価でも1人世帯の所得内で購買するのが容易だという強みがある。
実際にロッテ未来戦略センターのベク・インス理事は、「2013年売上高を分析した結果、ファッション業界の売上高は全般的に落ちた。これに対し、百貨店内消費現況も100万ウォンの衣類、靴のための支出は難しいが、10~20万ウォン内のインテリア小物やアクセサリーなどの消耗品消費者は増加した状態」と説明した。
そのため、ファッション業界の売上高にも華やかなシングル男性が重要な消費層として急浮上していて、マイブーン、ビーカー、カード、クーン・ウィズ・ア・ビューなど、有名な編集ショップごとに香草などインテリア小物を売っている。
また、男性の新しいライフスタイルを反映した異色ファッションブランドまで登場している。あるブランドは、男性の厨房というコンセプトで、売り場の職員皆がエプロンをつけて顧客を迎える。そのうえ、実際に購入できるトースト機械、多様な皿、手動型シェーバーなど、単純生活用品を超えてデザイン的にも優れたインテリア用小物まで陳列されている。
業界関係者達はやはり、「ライフスタイルを包括できる市場を設けることに集中しなければならない」とし「まだ中・低価格帯の可愛い寝具類でさえ見つけるのが難しい状態だ。それでも大衆的に知られているブランドが、日本のムジ(MUJI)程度だ。寝具類、座布団などのパターン、素材開発が成長の勢いを見せるだろう」と展望する。
これに2014年にも1人男性世帯の増加は続くと見られ、業者は新しい消費主体として急浮上したシングル男性をひきつける商品開発および流通網確保に総力を傾けるべきものとみられる。