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今年のクリスマスケーキは高級化…セブンイレブンでモンブランも


  • 今年のクリスマスケーキは高級化…セブンイレブンでモンブランも
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ちょっとした有名ベーカリーでは、1万ウォン台のクリスマスケーキが事実上姿を消した。ケーキはクリスマスシーズン最高の人気商品だが、年末になると決まって上がる価格のせいで、消費者の不満の声は高い。

10日、業界によると今月発売された新製品ケーキの中で、コンビニや大型スーパーに陳列されたいくつかの品目を除き、ほとんどが2万ウォン台の後半以上だということが分かった。

まずトゥレジュール(Tous les jours)やパリバゲット(PARIS BAGUETTE)など大型製菓業の、今年のクリスマスケーキの価格は昨年よりも最大で6%ほど引き上げられた。パリバゲットの今月の新製品ケーキのうち、代表的な5品目の平均価格は2万4600ウォンで、昨年末の2万3200ウォンより6%以上も上昇した。トゥレジュールもバター生クリームやムースケーキなどの新製品を、平均2万4000~2万6000ウォン台で発売し、昨年よりも価格を小幅で引き上げた。

デパートではより高価な製品が登場した。ロッテデパートは3万ウォン台の主力製品を土台に、最高4万6000ウォンのケーキ「森の家」を発売した。現代デパートは3万ウォン台後半の製品である「オリバースイート・ストロベリーレッドベルベット」を発売した。新世界百貨店も3万ウォンから4万5000ウォンにいたる新製品を出した。

最も高価な製品は、やはりホテルのケーキだ。ロッテホテル ソウルのベーカリー「デリカハンス(Delica Hans)」は今月、4万5000~5万5000ウォンの新製品ケーキ15種を発売する。ロッテホテル内の別の店である「ピエール ガニェール ソウル(Pierre Gagnaire à Séoul)」はチョコレート、オレンジ、栗ムースなどで作った「ブッシュ・ド・ノエル ピエール・ガニェール 2014」ケーキを販売する。現在、市販クリスマスケーキの中で最も高価な8万ウォンで登場した。一般的なケーキではないが、グランドヒルトンホテルが来るクリスマスのために出した10キロのパン「パネットーネ」は、高さだけでも30センチに達する超大型製品で、価格はなんと80万ウォンに達する。ツーサムプレース(TWO SOME PLACE)のようなコーヒー専門店も、2万ウォン台後半から3万ウォン台にいたるクリスマスケーキを出している。

それでもコンビニと大型マートなどでは、1万ウォン前後の製品もたまに出てくる。ロッテマートは9900ウォンのサツマイモのケーキを販売し、コンビニエンスストアの「CU」も1万2000~1万9000ウォン台のケーキで価格競争力を備える。しかし、これらのスーパーとコンビニでも主力商品としてケースに陳列されたのは、ほとんど2万3000ウォンから最高で3万ウォン台の値をつける。

もちろん、業界の抗弁もある。クリスマスには4~5日ほどにケーキ需要が集中的に押し寄せるので、「多品種少量生産」方式で発売し、製品価格が上がるというわけだ。パリバゲットを運営するSPCの関係者は、「ケーキの種類が多様になれば、人件費および物流費が多くかかり、通常よりも価格は高くなる」と語った。

しかし、各業界がクリスマスケーキの種類を過度に多くすることで値上げを招いたとの指摘も多い。パリバゲットとトゥレジュールは、今年のクリスマス新製品としてそれぞれ18種と33種のケーキを出した。トゥレジュールの関係者は、「クリスマスケーキのデコレーションは細心の手作業で行われるため、この装飾一つで3000~4000ウォンほど価格が上がるのも事実」だと語った。
  • 毎日経済_ソ・ヂヌ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-10 17:04:23




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