トップ > 数字経済 > マーケット > ハニーバターチップ、セウカンを抜く

ハニーバターチップ、セウカンを抜く

スナック販売1位…発売5カ月ぶりに売上高200億突破 

  • ハニーバターチップ、セウカンを抜く
  • < ハニーバターチップとセウカン売上高 *資料=各社 >

ハニーバターチップが国民スナックの座に上がった。

28日ヘテ製菓によると、8月1日に発売されたハニーバターチップは12月28日をもって売上高200億ウォンを突破した。 5ヶ月にもならずに1300万袋以上売れたもの。大韓民国国民3人に1人の割合で食べた「国民菓子」隊列に上がったのだ。

11月と12月に「国民のお菓子」でありスナックの帝王と呼ばれる農心セウカンさえ抜いた。セウカンの11月の売上高は61億ウォン、12月も似たようなものと予想される。ハニーバターチップの11月の売上高は78億ウォン、12月の売上高は28日までで64億ウォンだった。スナック市場で「伝説」と呼ばれる農心セウカンを月の売上高で超えたということ自体が意味があるという分析だ。

コンビニのセブンイレブンが集計した10~12月のスナックの売上高順位でもハニーバターチップの活躍が目立つ。ペペロデーが挟まっていた11月を除いて、発売以来、1位の座を渡さなかった。ポテトチップの売上高の集計では、3カ月連続堅固の1位だ。来年も今のようなハニーバターチップの人気が継続される場合、セウカンを年間売上高でも超える可能性さえ慎重に提起されている。発売5ヶ月を迎えた現在も品薄状態がひどい。ヘテ製菓がポテトチップライン(工場)を一ヶ月にわたってフル稼働し、これをすべて販売すると、月70億~80億ウォン程度の売上高が出てくる。単純計算で年間700億ウォン以上の売上高を上げることができる。セウカンの年間売上高も700億ウォン水準。いったん、現在の状況でだけ見ればハニーバターチップのスナック1位登板が不可能なわけでもない。

ハニーバターチップのこのような人気に対してさまざまな意見があふれているが、「完全に新しい味」を出したのが最も大きく作用したということに異見がない。既存のポテトチップの少し塩辛い味から抜け出して甘くて香ばしい味を負わせた反転が通じたこと。ここには、開発初期から「事態を揺さぶる新しい製品」注文したヘテ製菓のシン・ジョンフン代表の特命があったという裏話だ。

「ハニー(アカシア蜂蜜)」と「バター(グルメバター)」という核心だけ強調した「ハニーバターチップ」という、シンプルで直接的なネーミングも人気に一役買った。これもやはりシン代表のアイデア。もともと従業員があげた菓子の名前は「甘い蜜ジャガイモ」だった。ヘテ製菓側は「同じ味といっても、最初にあげた名前だったら、現在のハニーバターチップはなかっただろう」と述べた。

新しい味と単純で直接的な名前で武装したこの菓子は、結局、消費の主軸である20・30世代を動かした。ハニーバターチップ関連イシューのうち、相当数が20・30世代が多く集まるソーシャルネットワークサービス(SNS)のインスタグラムで出て来たため。

ヘテ製菓の関係者は「消費を主導する20・30代が最も多く利用するインスタグラムでハニーバターチップは、絶大な人気を得ている」とし、「11月初めの日に1万個余りだったインスタグラムの『ハニーバターチップ』のタグは12月に入って10万個をふわりと越えた」と明らかにした。

不振に悩んでいたヘテ製菓はおかげで翼をつけることになった。ヘテ製菓が国内で販売している菓子は全58種だ。新製品が5ヶ月ぶりに全体売上高5200億ウォンの4%を担当した。年間で計算すると10%に迫るという計算まで出ている。ヘテ製菓の代表菓子オーエスやホームランボールまで圧倒する数値だ。二つの菓子の月の売上高は、それぞれ50億ウォン程度だ。
  • 毎日経済_パク・インへ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-29 04:01:03




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア