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韓国プロ野球、発足32年めで年俸1億時代

今年の平均は1億638万ウォン、1軍選手は1億8000万ウォン/金泰均は15億得て最高...MLBは平均36億ウォン 

  • 韓国プロ野球、発足32年めで年俸1億時代
プロ野球の平均年俸1億ウォン時代が開かれた。26日、2014年プロ野球10球団所属選手の現況を発表した韓国野球委員会(KBO)は、「外国人選手と新人を除く10球団の、1・2軍全体選手の平均年俸は1億638万ウォン(総額507億4500万ウォン)」と明らかにした。プロ野球選手の平均年俸が1億ウォンを突破したのは1982年のプロ野球発足以来、今年が初めてだ。

韓国プロ野球は1985年、在日同胞投手の張明夫(チャン・ミョンブ)が三美スーパースターズで1億484万ウォンを得て、初めて年俸1億ウォンを突破した。宣銅烈(ソン・ドンヨル)KIAタイガーズ監督は、1993年にヘテ・タイガースの年俸1億ウォンを受け、国内選手では初めて年俸1億ウォンに到達した。

1990年代初頭までは、「年俸1億ウォン」はすべてのプロ野球選手たちの夢であり、自尊心を守る象徴的な意味だった。宣銅烈監督が1億ウォンを突破した1993年の1人当たり国民平均所得は674万ウォンに過ぎなかったという点を勘案すれば、1億ウォンはいくら野球のうまい選手であっても、おいそれと夢をみることさえできない目標だった。

しかし、宣監督以来21年めに選手たちの平均年俸が1億ウォンを超えるほど、「量的成長」を成し遂げた。各球団の1軍エントリーに名前を上げる26人を基準にすると、選手団の平均年俸は1億8432万ウォンで、さらに高くなる。

上位26人の平均年俸だけを見ると、サムスンライオンズが2億5738万ウォン(選手団の平均1億4050万円)で最も高く、LGツインズとロッテジャイアンツがそれぞれ2億1042万ウォン(選手団の平均1億2164万ウォン)、2億581万ウォン(選手の平均1億1604万ウォン)と続いた。1982年、プロ野球元年のシーズン平均1215万ウォンを得たプロ野球選手たちの年俸は、2014年には775.6%に増加した。億台年俸選手は昨年(121人)から15人増えて136名だ。平均給与としてそれぞれ339万ドル(約35億6800万ウォン)、3733万ウォン(約3億9000万ウォン)を受得るメジャーリーグと日本のプロ野球と比較すると少ない金額ではある。しかし、韓国のプロ野球選手らが平均的に1人当たりの国内総生産(GDP)対比4.15倍(2013年の1人当たりGDPは2559万ウォン)を毎年もらうだけに、プロ野球選手はいまや誰でも挑戦してみるだけの仕事になったわけだ。

さらに目を引く部分は年俸の上昇率だ。2013年の平均年俸9517万ウォンは2012年の9441万ウォンに比べて0.8%の増加にとどまった一方で、史上初めて1億ウォンを突破した2014年の平均年俸上昇率は11.78%に達した。

年俸上昇率もまた目に見えて増えたのは、「年俸キング」キム・テギュン(金泰均、32・ハンファイーグルス)とFA史上最高額を記録したカン・ミンホ(姜珉鎬、29・ロッテジャイアンツ)のおかげだ。キム・テギュンは2014年に年俸15億ウォンを得て「年俸キング」の地位を固めた。カン・ミンホは4年75億ウォンでもとの所属チームのロッテとFA再契約を結んだ、2014年は年俸10億ウォンを得る。

カン・ミンホだけでなく、史上最大の「FAの嵐」が押し寄せてきた2013年、10球団はFA移籍のみに523億5000万ウォンを投資した。2014年のシーズンが終わってFA資格を得る選手たちが、2013年選手に劣らないほど、選手の平均年俸は今後も上昇すると予想される。
  • 毎日経済_チョン・ソクァン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-26 17:17:01




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