補助金120万ウォン マイナスフォン登場

「番号移動で24万ウォンさしあげます」移動通信社の過熱競争/移動通信3社、シェアを守ろうと「他社顧客誘致」猛威 

「タダ‘ギャラクシーS4LTE-A’へ現金24万ウォンまでのせています」。

去る7日から9日まで、携帯電話販売代理店はこのように、最新のスマートフォンに最大120万ウォンの補助金を注ぎ込んで、顧客誘致競争を繰り広げた。移動通信社が販売店に積極的な価格政策を下げ送ったからだ。

当時、ギャラクシーS4だけでなく、G2、Optimus Vu 3、ベガシークレットアップなど、最新の携帯電話にも出荷価格以上の補助金が投入され、「マイナスフォン」として売られた。販売代理店は、一般顧客を装った違法補助金摘発(フォンパラチ)を避けるために、通常価格で販売されたかのように書類を装って代金を返したり、オンラインで条件を交渉した後、直接売り場に来るようにして身上を確認するなどの方法を活用した。

通信業界によると10日、最近の移動体通信市場で史上最大規模(1台当たり120万ウォン)の補助金がばらまかれている。市場過熱の目安となる番号ポータビリティ数値は旧正月の連休直後の3日、12万件に跳ね上がった。放送通信委員会は、番号ポータビリティが一日2万4000件以上であれば市場過熱と判断し、補助金の実態調査を開始する。10日、番号移動の数値も過熱基準の3~4倍になると推定される。

このように補助金の過熱現象が現れるのは、移動通信3社がそれぞれ死活をかけてシェア維持・拡大に乗り出しているからだ。現在、シェア50.02%(2013年12月末時点)で1位のSKテレコムは、先月末の記者懇談会で50%のシェアを必ず守ると公言した。KTの場合、ファン・チャンギュ新会長就任後、経営正常化を推進しつつ、シェア30%を守るという意志だ。

LGユープラスも最近業績発表のカンファレンスコールで、今年の市場占有率を5%引き上げるという強い意志を明らかにした。

国内移動通信市場の普及率が108%の飽和状態にある中で、市場を守ったり増やすには、競合他社の顧客を抜かなければならない。補助金投入を通じ、SKテレコム・KT・LGユープラスが、時期ごとに番号移動の新規加入者を確保した。

政府は、補助金が特定の時間、特定の流通網にばらまかれることで、利用者の差別現象が現れるという理由で、携帯電話補助金を規制している。新型携帯電話の場合、27万ウォン以上を支給すると法に抵触する。

また、移動通信事業者とメーカーの補助金を規制する「端末流通構造改善法」が、2月の国会で取り上げられる可能性が高まり、規制の空白を狙った補助金攻勢という分析も出ている。

政府は、端末流通法が消費者に透明な携帯電話の価格開示を行うための基盤になると明らかにしているが、一部では懸念する声も出ている。

10日に開かれた「端末流通法、消費者に得か実か」討論会で、チョ・ドングン明智大経済学科教授は、放送通信委員会のSKテレコム補助金審決資料を分析した結果、法施行前の平均補助金は35万2000ウォンだが、法が施行されれば補助金額が27万ウォンに減り、最終的には消費者が平均8万2000ウォンの損害をこうむると説明した。

チョ教授は、「メーカーの販売奨励金は、新商品のように需要が不確実な場合は、通信事業者のリスクを分担する緩衝帯の役割を果たし、初期採用者(アーリーアダプター)を呼び集める土台になる」とし、「端末流通法が施行されれば、メーカーの競争力が弱化するだろう」と主張した。
  • 毎日経済_ファン・ヂヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-10 17:19:20