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出前アプリの月間利用者数1000万人、3社が市場の90%以上占めて

韓国出前市場、モバイル地域ベースの商取引サービスへ進化 

  • 出前アプリの月間利用者数1000万人、3社が市場の90%以上占めて
韓国で月間利用者1000万人を突破した出前アプリが、「チラシ代替サービス」から「モバイル地域ベースの商取引サービス」へと進化している。

1日、市場調査会社「ランキードットコム」によると、6月の「配達の民族」「ヨギヨー」「ペダルトン(おか持ち)」など、上位3つの出前アプリの総月間利用者数は1019万人で、去る2010年に配達アプリ・サービスが開始されて以来、初めて1000万人を超えた。昨年5月の3つのアプリの総月間利用者数584万人で、1年めで2倍近くに増えたわけだ。月間利用者数は一ヶ月間、該当のアプリを実行した人の数だ。

3つの出前アプリの累積ダウンロード数は、この3月の時点で2000万件を突破した。国内の配達アプリ市場は上位3社が市場の90%以上を占めている。業界1位の「配達の民族」の昨年の売上げは107億ウォンで、去る2011年に比べて20倍以上に急増した。

このように出前アプリ市場が熱くなりつつ、技術と価格競争も繰り広げられている。昨年、「ヨギヨー」がモバイル決済機能を導入して以来、3社すべてが注文と決済を同時に可能なアプリに改編した。「ペダルトン」の場合は文字を音声に自動変換する技術で、注文内容が該当の飲食店に自動伝達されるシステムを構築した。他社の場合、コールセンターの担当者が注文内容をレストランに伝える方式を活用している。

また、これまで小商工人に負担になっていた手数料(平均15%)も、ペダルトンが業界最低の8.8%に下げて変化が始まった。特に、市場が成熟しつつ単純な出前食品の注文から、地域ベースのモバイルコマース・プラットフォームに変身を図っている。

配達の民族とペダルトンは、牛乳・ミネラルウォーター・米・野菜・花の出前、宅配便とレンタルなどに領域を拡大している。スマート機器の位置を中心に、周辺のすべてのサービスを見つけることができるわけだ。

KT経済経営研究所のシン・ナラ研究員は、「これから利便性が高まって、利用ポイントの支給、領域の拡大などを通じて出前アプリ市場が急成長するだろう」とにらんでいる。
  • 毎日経済_ファン・ヂヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-01 17:08:12




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