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韓国アイドルファンたちの過去と現在②

「ファンの生活白書変遷史」②/② 

※この記事は「韓国アイドルファンたちの過去と現在」の続きです。


1世代と3世代アイドルのファン生活白書、一から十まで千差万別だ。

最近、ジェクスキス(Sechs Kies)が再結成し、H.O.Tもまた共にステージに上るために長い論議を繰り返しているという点から注目を集めている。もう一度「オッパ」たちのために駆けねばならない1世代アイドルファンたちのために過去と現在の「ファン活動」変遷史を振り返って見た。

▶ コンサート会場に行けば「横断幕争い」 vs 最近は寄付文化が「基本」

ユ記者:先日あるオンラインコミュニティにてジェクスキスファンたちが「米花輪」が何か分からず「オッパたちが食べるの?」と尋ねたという逸話がとても有名でしょう(笑)。当時コンサート会場でやっていたことは横断幕をかけ、花輪を送ることがすべてでした。ドリームコンサートといった大規模コンサートのときにはファンダム同士で横断幕の場所争いをすることが熾烈でした。今の寄付文化が加わったコンサート文化を見れば微笑ましくもあり、世界がとても変わったと思います。

  • 韓国アイドルファンたちの過去と現在②
  • < 過去にファンたちが使用したコンサート会場ビデオとカセットテープ、CD、応援道具 >



最近はコンサートDVDや映像が多くありますが、その当時はビデオ!(笑)それを買おうとレコード店に列を作りました。そして今は「ピケッティング(オンラインチケット競争)」をしますが、私たちは絶対に第一銀行の前で徹夜しました(笑)オンラインバンキングがなかったため、他の銀行の前で列を作って待ち、入金する順番によって座席を得たりしました。その時はファンコスプレもとても流行し、コンサート会場にコスプレをして行ったりもし、列を作って待機しているときに公演をしたりもしました。少ない「ファンダムのサブ文化」がとても発展した時期であり、「私たちだけで楽しもう」という雰囲気が大きかった時代です。

アン記者:風船が応援道具の代表だった時代に画鋲で風船を割ったという話もありますよね?本当なのか、当時の現場にいた人だけが知っている話でしょうが。実際に風船は色が限定されます。そのため最近の所属事務所はアイドルの象徴となるペンライト(応援棒)を出しています。コンサート会場でペンライトがキラキラ光るところを見ると、自分がステージの上のアイドルだったとしても涙が出るなと思います。

米花輪をはじめとした寄付文化が盛んです。ファンたちのファン活動が「オッパが喜ぶ」という単純な定義で終わるのではなく、「オッパが好きだから、オッパに恥ずかしくないファンにならないといけない」となったと思います。そしてその当時に横断幕があったとすれば、現在はバス広告、地下鉄広告、電光板がありますね。

ピケッティング。最近のファンが一番嫌がる言葉が「他のお客様」もしくは「すでに選択された座席」でしょう。みんなチケット戦争が終わった後には似たようなことを言います。「私が私の金を出して行くというのに、なんで席がないの」と。銀行の前に並んだことはありませんが、それでもインターネットを通じたチケット販売のほうが良いなと思います。銀行の前で何日も徹夜することは本当に大変そうです。

最近もときどきアイドルコスプレをするファンが公演会場に登場したりもしますが、最近の会場でもっと簡単に目にすることができることは「ムナ(無料配布)」文化です。ツイッターやコミュニティを通じて先に工事を出すんです。何時何分、どこで何を配布しますと。そしてコンサート会場でアイドルの写真シール、キャラクターシール、アイドルのうちわ、フォトカードなどを配布します。以前と同じようにコンサートをひとつの大きなフェスティバルと思いみんなで一緒に楽しむんです。

▶ CDとテープは「必ず2枚ずつ」 vs 発売するや「ストリーミング戦争」

ユ記者:私は過去を振り返って見たらテープとCDがすべて2枚ずつ持っているんです。「保管用」と「聞く用」別に持っていることが当然でした。その頃には音源集計は必ずテープとCD販売量で測定していたため、一人が何枚かずつ購入しました。ですからファンダム同士で互いのテープを交換したりして、私の家にもその当時の歌手たちのテープがたくさんあります。きっと他の方たちも同じだと思います。

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  • < (写真上)ジェクスキスコンサート会場、(写真中、下)最近のコンサート会場 >



そして今のように多様なパッケージのアルバムは想像できませんでした。中に写真も多くありませんでした。おまけはポラロイドが唯一でした(笑)。当時はタイトル曲と後続曲の概念があり、上半期と下半期に分けて正規アルバムを発売することがほとんどだったので、オッパたちを見ることができる時期は1年にたった2回でした。ですからよりその短い時間が大切なものでした。

アン記者:今もアルバム販売量はファンの間で重要な問題です。ですから「初動(集計)」というものがとても注目されます。初動10万、初動20万といった数値です。その記録のためにアルバム発売初週にはアルバムを購入することが難しい場合も多いそうです。

そして最近のアイドルは基本がアルバムを2つ以上のバージョンで発売するそうです。「多く売るための商術」という指摘もあります。けれど実際にファンたちはバージョンがひとつでも10個ででもたくさん買います。私も一時は同じアルバムを10枚まで買ったことがあります。そんなことを考えれば、むしろバージョンが多様であればサンキューです。集める楽しみがあるじゃないですか。

代わりにフォトカードは少し大変そうです。私の周辺では某アイドルのアルバムを10枚以上買ったのに、あるメンバーのフォトカードだけが8枚も出たところを見たことがあります。せっかくたくさん買ったアルバム、均等に与えてくれれば良いのに。アルバムだけ買うことも忙しいですが、ストリーミングもしなければいけません。ファンが音源を共同購入する場合もあり、ストリーミング認証はファン認証の基本となります。IDも二つは基本で持っているそうです。
  • MBNスター アン・ソンウン記者 / ユ・ジヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-22 10:25:17




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