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あまりにも違う境遇…呉昇桓はオールスター、朴炳鎬はマイナー行き?


  • あまりにも違う境遇…呉昇桓はオールスター、朴炳鎬はマイナー行き?
韓国プロ野球の舞台を支配していた投手と打者が、米国プロ野球メジャーリーグ(MLB)の2回めのシーズンを迎える。 「終盤王」呉昇桓(オ・スンファン、35、セントルイス・カージナルス)と「パクベン」朴炳鎬(パク・ピョンホ、31、ミネソタ・ツインズ)がまさにその主人公たちだ。いつも「挑戦と約束」の場だったMLBの舞台だが、今季を控えて二人の境遇はあまりにも違う。

バラ色の展望の中で新しいシーズンを準備できるのはオ・スンファンだ。昨シーズン中盤になってようやく仕上げに出たにもかかわらず、6勝3敗19セーブ、防御率1.92で大活躍したすがたがまだ残っている。フルタイムの仕上げ投手として出場する新しいシーズンを控えて、期待感はますます大きくなっている。

10日(韓国時間)、米国のスポーツ専門チャンネルESPNはオールスター出場選手を予想して、ナショナルリーグの投手オールスター13人にオ・スンファンを含めた。 「昨年のナショナルリーグで最高のブルペン投手だったオ・スンファンとケンリー・ヤンソン(ドジャース)をオールスター名簿から除外する理由はない」という説明が付いていた。

ESPNは昨年にもオ・スンファンを「オールスターに選ばれなかった残念な5人」のリストに入れたことがある。もちろん「人気投票」の性格が強いオールスター戦出場は、それだけで必ずしも実力順とは見ることはできない。しかし、それだけオ・スンファンの残した印象が強烈だという意味に解釈できる。去る7日、MLBの公式ホームページ「MLBドットコム」が定めたパワーランキングでブルペン投手4位に上がったことに続き、気持ちの良い評価を受けたオ・スンファンは、40セーブ突破を期待して気持ちよく訓練に乗り出すことができるわけだ。

一方、放出待機(DFA、譲渡選手指名)処分を受けたパク・ピョンホは、昨年よりもはるかに切迫して訓練しなければならない状況だ。所属チームのミネソタ・ツインズでパク・ピョンホに信用を見せないが、3年間975万ドルのスカウト料が残っており、他のチームへの移籍もけっきょく不発に終わった。

けっきょくミネソタ・ツインズは10日、「パク・ピョンホはウェーバー手順を通過したし、トリプルAチームのロチェスターに契約が移管された」と明らかにした。 29球団で迎え入れ可能な状態に解放されたが移籍が不発になり、マイナーリーグに向かったという意味だ。パク・ピョンホはいったんスプリングキャンプ時に招待選手の資格で参加する予定だ。弱点としてあげれた「速い弾」で確実に向上した姿を見せなければ、開幕エントリー入りは難しい。

境遇の異なる二人の選手だが、まだ変数が残っている。

変数の名前は、いつのまにか一ヶ月先に迫った2017年の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だ。 WBC出場をめぐって去る2日に出国したパク・ピョンホは20日に始まるミネソタ・ツインズの野手招集を控え、個人トレーニングで時間を過ごしている。 「スプリングキャンプから覚悟を決めなくてはならないようだ」と明らかにしただけに、単独訓練も欠かせないという覚悟だ。

唯一WBCに出場する大リーガーであるオ・スンファンは、15日からセントルイスのキャンプに早期召集され、コンディション作りに乗り出す。
  • イ・ヨンイク記者
  • 入力 2017-02-10 16:28:42




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