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道路の騒音88%減らす…ポイニックス(poinix)舗装新技術

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  • 道路の騒音88%減らす…ポイニックス(poinix)舗装新技術
道路脇のアパートに住む人々にとって、もっとも大きな住居関連のネック事項のうちのひとつが自動車の騒音だ。特に、夏の暑さに窓を開けたまま寝て、騒音のせいで眠りから覚めた経験は誰もが一度はあるだろう。京畿道水原市に本社を置く道路舗装専門企業ポイニックス(poinix、代表キム・ビョンジェ・57)はこのような問題を解決しようと、騒音を8分の1水準に減らす道路舗装技術を開発した。

過去、自動車の騒音を防止するための方法としては防音壁が主に使われた。道路脇に壁を立てて騒音が漏れないようにしたものだ。しかし、アパート上層部の居住者たちにはあまり効果がなく、最近になって防音トンネルの使用が増えている。

ポイニックスの騒音低減技術はタイヤが地面に触れる際に発生する騒音をアスファルト粒の間の隙間に吸収する原理だ。一般的に自動車の騒音はタイヤが路面に触れる音、エンジン音、空気抵抗の音など3つで構成されるが、時速50~200キロメートル方位ではタイヤの音がもっとも大きな騒音だ。技術の革新はアスファルトを混合する際に添加される「改質剤」だ。改質剤はアスファルトの構成物である骨材とアスコンが接着されるように化学反応を誘発するボンドのような物質だ。骨材は模様が一定ではないため、粒の間に隙間が生じる。この隙間を孔隙と言うが、孔隙が大きければその間に騒音が吸収される長所があるが、それだけ簡単に崩れる。ポイニックスは6年間の研究開発の末に、接着力を画期的に引き上げた改質剤を開発した。この改質剤はアスファルトの耐久性を維持し、孔隙を極大化させる。キム・ビョンジェ代表は「似たような水準の改質剤を作る企業は国内にはなく、世界的にもグローバル科学企業4~5社程度に過ぎない」と話した。

実際に、韓国建設技術研究院が道路脇のアパート室内で測定した際、ポイニックスが施工した道路の自動車騒音は一般のアスファルト舗装道路に比べて9デシベル(㏈)ほど低いものと現れた。9デシベル減れば、体感騒音は8分の1に減る。キム代表は「防音壁をたてることが難しい市内道路や橋梁、美観が重要な新都市などで広く使用出来る」とし、「施工費用もまた防音トンネルに比べて10分の1水準に過ぎない」と説明した。
  • 毎日経済_チョン・スンウ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-15 22:07:49




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