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小・中・高に吹く、創業の熱風

中小企業庁、ビズクール創業特講・実務教育 

  • 小・中・高に吹く、創業の熱風
大田(テジョン)の東亜マイスター高校は校内で運営している創業サークル10個に全校生徒の18%(595人中108人)が参加するほど創業に関心のある学生が多い。創業理論教育と創業サークル活動などを通じて得られた知識と実務経験をもとに、在学中に創業した学生が7人もいる。毎年学生がアイデア一つを定め研究開発の過程を経て、試作品の製作まで体験しながら自然に創業につながっている。

この学校で10年間、ビズクール(BizCool)を導いているキム・ジング教師は「全国で初めて小・中・高専用の創業保育センターを設立し、大田地域ビズクール所属の創業サークルなどと連携して、創業特講、実務教育、サークル活動などを進めている」と述べた。ビズクールは、ビジネス(Business)とスクール(School)を合成した言葉で、学校で創業家的創業精神を教える教育課程だ。理論教育、体験活動、外部講師特講、創業サークル活動などが主なプログラムだ。様々なビズクールキャンプは、主に長期の休みの期間に行われる。

忠清南道天安市の東成中学校も創業を学ぼうとする学生の熱気が熱い。この学校は、学生がウェブトゥーンや出版、カリグラフィーデザイン、SWサークル活動などを通じて、創業の夢と才能を思いっきりひろげることができるビズクールプログラムを運営している。「ミニカンパニー経営」「科学技術CEO」などは、創業家精神と創業を直接または間接的に体験することができる代表的なプログラムだ。

中小企業庁が運営する青少年創業教育事業である「ビズクール」が創業家精神の向上と創業底辺の拡大のための重要な手段となっている。青少年に創業知識の習得、ネットワークの構築はもちろん、成功CEO特講など創業ノウハウを習得させて創業マインド拡散と創業人材育成に貢献しているからだ。

中小企業庁によると、ビズクールは、2002年16高校から始まり、今まで総1362校で82万9000人の学生が教育を受けた。創業サークル6505個が政府の支援を受け、125回(1万1643人)のビズクールキャンプが開かれた。今年も小・中・高の合計200校(小39、中22、高139)で13万3000人が参加した。

ビズクールプログラムの一環として設けられた各種のキャンプ参加人員も1万496人にのぼる。子供経済創業キャンプ(91人)、青少年創業キャンプ(474人)、創業英才・新芽企業キャンプ(高校生の創業サークルチーム160人)、韓日経済交流キャンプ(韓日高校生100人)、希望の種分かち合いキャンプ(少年院生181人)、ビズクールフェスティバル(全国ビズクール200校9490人)など、様々な創業体験活動に参加した。

成果も相当なものだ。今年の創業サークル数が1053個(1万4235人)で、前年(830件1万1221人)より27%増加し、一部の学生は、卒業後、創業を選択した。実際、昨年創業英才・新芽企業のキャンプに参加した高校生のうち10.7%(回答者56人のうち6人)が創業をしたり、準備中だ。また、ビズクールに参加した学生の創業家精神と進路の具体性・多様性が大幅に改善されたことが分かった。

最近発表された青少年創業家精神の実態調査によると、5点満点を基準として参加学生は、平均4.01ではるかに高い数値を示したのに対し、非参加学生は2.92にとどまった。青少年期に重要な進路認識でも創業家精神の教育を受けた学生(3.97)が受けていない学生(2.83)よりもはるかに高くなった。
  • 毎日経済 チョ・ハンピル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-29 04:01:02




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