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かゆくて痛い「乾癬」、発症原因から治療法「一カ所での治療が重要」


  • かゆくて痛い「乾癬」、発症原因から治療法「一カ所での治療が重要」
かゆみと痛みを伴う乾癬に悩まされている人々が多い。

実際に、乾癬は初期に肘、膝など折れる部位とお尻などに紅斑や皮膚が厚くなる症状として現れる場合が多く、主に対称で現れ、境界が明確な特徴がある。

臨床的様相と治療に対する反応は患者ごとに多様だが、患者の50~70%ではかゆみが伴い、30~50%では手・足の爪でも乾癬による変化が現れる。

乾癬の発症原因はまだ明確にされていないが、乾癬の遺伝的原因を持つ人が環境的因子の反復的な刺激で皮膚の免疫システムが活性化され、皮膚の角質形成細胞の増殖に関与するT細胞の活動に影響を与え、これと共に色々な免疫物質が生成されて角質形成細胞の分化異常と増殖、血管形成、炎症細胞浸潤などにより乾癬が発生すると推定される。

乾癬が一緒に発生する確率が一卵性双生児で60%、二卵性双生児で20%に達するなど、家族歴が現れるが、その他の遺伝的原因はまだ明らかにされておらず、多様な環境的要因が疾患の発病と経過に影響を及ぼす。

皮膚外傷、寒くて乾燥した気候、日照不足、風邪などの連鎖球菌感染症、特定薬物の服用、喫煙、飲酒および過労とストレスなどが症状を悪化させることが知られており、伝染する疾患ではない。

乾癬の原因が明らかにされていないため、100%予防したり完治することが難しいため、高血圧や糖尿病のような症状を調節する疾患といえる。

したがって、乾癬の治療目標は、深刻な副作用なしに病変が完全に消失したり、著しく好転するようにし、長期間再発を抑制することによって日常生活に支障のない良い状態を長時間維持するようにすることだ。

いくつかの方法が使われているが、大きく薬を塗る局所治療、光線を当てる光治療、薬を飲む全身治療などがある。このうち1つだけ使用する単独治療、治療効果を高めて副作用を減らすために2種類以上を組み合わせて使用する複合治療、いくつかの治療法の組み合わせを順序を決めて順番に切り替えて使用する順次治療などがあり、最近開発された生物学的製剤を使ったりもする。

治療方法は、乾癬の激しい程度、活性度、病変の形態と状態、発生部位によって選択することになり、患者の年齢、健康状態、治療アプローチの可能性も重要だ。

一般的に、軽症の場合は局所治療、中症の場合は局所治療と光治療、重傷の場合は局所治療と光治療、全身治療の全てを施行し、これらの治療で効果がない場合、生物学的製剤を使用することができる。

全ての治療に副作用が伴うため、副作用を最小化するために専門家達は「専門知識と経験を備えた専門医を決めて、着実に1カ所で治療を受けることが望ましい」と伝えた。
  • シックニュース イ・ナヨン記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-11 13:12:35




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