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1日に100本以上の毛髪が抜けると「脱毛」の疑い


  • 1日に100本以上の毛髪が抜けると「脱毛」の疑い
そろそろ夏も終盤を迎え、新しい季節がやってくる。秋になると動物たちに毛変わりが起こるように、人間の髪の毛も突然たくさん抜けることがある。熱い夏場におろそかにしていた頭皮管理とともに、季節の変わり目にはテストステロン(男性ホルモン)の一時的分泌増加が毛髪の成長を抑制し、毛髪が抜けるように作用するためだ。

毛髪は成長期、退行期、休止期のサイクルを持つ。

たとえば通常の頭皮は、成長期の毛髪が全体の約88%を占めている。頭皮毛髪は平均的に3年(2~6年)ほど毛髪が継続して育つ時期である成長期を経て、ひと月に約1センチ伸びる。成長期の毛髪は成長が終わると、3週間ほどの退行期を送って約3か月の休止期にさしかかる。

頭を洗ったり櫛をあてるたびに抜けたり、ドライをするときに抜ける毛髪はすべて休止期の毛髪だ。通常、1日に抜ける毛髪は50〜100本で、それ以上の数が抜ける場合には脱毛を疑う必要がある。頭皮の毛髪は約100万本だ。

軽い季節性脱毛は自然現象であるためすぐに回復するが、ひどい場合は進行中の脱毛である可能性もあるため、すぐに病院を訪れる必要がある。

脱毛の原因は遺伝的要因や高齢化、全身疾患、ホルモン異常、ストレスなどがある。タンパク質不足や亜鉛、鉄、セレン、ビタミン(A、B7、C、D)の不足も脱毛に影響を与える。

最近になって大幅に増加した20・30代の若い脱毛患者は、主にストレスによる脱毛がほとんどだ。これは交感神経が活性化することで血管が収縮し、毛根に栄養供給が低下して毛髪の成長が不良になるためだ。最近3~6か月以内に深刻なストレスを経験したときに発生し、日常的なストレスでは脱毛はほとんど進行しない。
  • 毎日経済 イ・ビョンムン医療専門記者 / 写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-08-25 09:00:00




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