Q.今回ドラマ「タンタラ」の主役になった韓国の俳優チソンについて教えてください。

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A. 俳優たちが撮影現場で演技ができないと叱られ涙するとき、どのように泣くかご存知ですか。

化粧や扮装が崩れるのではと心配して、洗面台やトイレで下を向き涙を流すそうです。涙は頬を伝わず、目からそのまま洗面台に落ちます。

チソンも苦労して手に入れたドラマ『カイスト』のカン・デウク役(出演シーンは2シーンにすぎませんが)を演じながら、人生で初めて泣いたそうです。教育に携わる者として彼を厳しく育てた父親のしつけにも泣かなかったのにです。

本名はクァク・テグン(郭泰根)。チソンの幼いときの夢は野球選手だったそうです。恐る恐る父親に自分の夢を告白しましたが、与えられたものはムチによるしつけでした。その後、彼は家族の前で自分の夢の話はしなくなったそうです。そんな中、家にビデオプレイヤーが登場しました。初めて見た映画はダスティン・ホフマンが熱演した『Rain Man』。

映画を初めて見て、ダスティン・ホフマンが自閉症の患者だと思ったチソンは、演技で人に感動を与えられるという事実を知り、演技者になる夢を育て始めたそうです。麗水(ヨス)で高校を卒業した彼は父親には経営学科に進学すると嘘をついて演劇映画科を受験しましたが、すべて落ちてしまいした。演技の授業なんて受けたことがありませんでしたから、当然の結果でもあります。

彼の夢を支持してくれる人は母方の叔父だけでした。叔父の紹介で放送局のPDに会い、放送局に出入りできるようにサポートしてもらいました。とにかくソウルに来たチソンは放送局の撮影現場に隠れて入り、台本を盗み見たり、暗闇の片隅で俳優の演技を見ながら俳優になった自分の姿を想像したりしました。後に告白したところによると、当時両親の仲が悪く、破局直前だった状態だったため、自分は逃げてきたようなもので、バラバラになる家族の苦痛をそばで見ながら耐え抜いた妹に申し訳ない気持ちがあるそうです。

親戚の家だからと長くは滞在できないため、ほとんど地下鉄の汝矣島(ヨイド)駅や汝矣島公園で夜を明かし、撮影現場に隠れて入るのが日課だったそうです。そのころ、SBSドラマ『砂時計』を書いたソン・ジナ作家の『カイスト』1話が放送されました。ドラマを見たチソンは最後に流れた字幕で制作会社を知りました。

114(日本の104)に尋ねて、制作会社の電話番号を知ったチソンは、すぐに電話をかけて、自分も『カイスト』に出演したいと方法を尋ねました。ちょうど、12話くらいに新しく登場するキャラクターについてオーディションを実施しようとしていたところだったので、プロフィールを持って来いという話を聞きました。

オーディション現場でチソンは、数十回、いや百回以上、そのまま帰ろうかと悩みました。順番を待っている志願者がすべてテレビで見たことのある俳優やタレントだったからです。しかし、勇気を振り絞りました。

自分の順番になると、彼は唐突に「カイストにはなぜデモを行うような学生がいないのか。私がその役を引き受けてみる」と自信を持って言いました。そのような自信のおかげなのか、ソン・ジナ作家がチソンの顎のラインに惚れたからなのか、とにかくチソンがキャスティングされました。実は、チソンのためにソン・ジナ作家がなかった役を新しく作ったことが後になって知られました。

このように、ようやく引き受けた役を演じながら、彼は10回以上のNGを出しました。「あんな奴をなぜ選んだのか」という声が耳元に聞こえました。10分間だけ休もうと、演技者やスタッフがその場を去った後、俳優のキム・ジョンヒョン(金正鉉)が近づいてきて、「大丈夫だ」と背中をさすってくれました。そのときから、とめどなく涙が流れてきたのです。

彼がテレビに登場するということを知った父親は毎月送っていたおこずかいの送金をやめてしまいました。1度の撮影で受け取ったお金17万ウォンで大田(ドラマの舞台となったKAISTのキャンパスは大田にあるため)まで行き来する交通費や出演するときに着る服も買って、ご飯も食べて、そのように過ごしました。

△写真=軍除隊後、初めて出演したMCBドラマ『ニューハート』で見せたチソンとキム・ミンジョンのキスシーン。エイズ患者が流した血をあびた女医が隔離された後、チソンが近づいてキスをする。「お前の為なら、エイズなんて怖くない」。欲情のない、純粋な愛のキスをしたシーンをチソンは最も記憶に残るキスシーンに挙げました。

『カイスト』への出演が終わった後、チソンについたマネージャーは2つの提案をします。当時85キロだった体重を減らして、名前を変えるという内容でした。名付け専門家のところへ行きもらった名前はチェ・ジソン(蔡地成)でした。四柱推命で土が不足しているためにつけられた芸名です。そこから名字のチェを抜かしてチソンという芸名に決めた後、ほとんど食べずに3週間で13キロを減量しました。

彼を世間に知らせたドラマは最高視聴率が47.7%に達したSBSドラマ『オールイン』でした。主演のイ・ビョンホン(李炳憲)の重圧を意識して、他の俳優が出演を避けているということを聞いたチソンはとにかくPDに会いに行きます。

「上手く演じる自信があります。その役、私にください」PDは向かい合って座って、あり得ないことを言うチソンを見て「そうか、ならお前がやれ」と配役をくれたそうです。

「冗談じゃない。あの俳優に任せるためにこれまで待っていたのか」という助演出の抗議に「男らしいじゃないか」という一言を返したそうです。このドラマを撮影しながら、チソンは撮影前に体を作るために毎日漢江に沿って走りました。走って、撮影して、走って、撮影して。

こうしてチソンが俳優になったストーリーを聞くと、「至誠天に通ず」(至誠を韓国語ではチソンと読む)ということわざが思い浮かびます。このような精誠が集まって、今回のSBSドラマ『タンタラ』の主人公になることが出来たのでしょう。チソンは歌も上手なので、K-POPについて扱うドラマである『タンタラ』にはぴったりの俳優です。

チソンは7年間の熱愛の末に結婚した俳優イ・ボヨン(李寶英)に、結婚前、毎晩電話で歌を歌ってあげたロマンチックガイでもあります。恋人のために家の前の空き地でマネージャーと花火50本を爆発させる花火ショーも見せたそうです。

花火を全て爆発させた後、うるさいいたずらをしたと警察が出動して捕まるかもしれないからと、煙の間を逃げて行く2人の男のシルエットにイ・ボヨンは感激したそうです。

「私のために、あの人はこんな危険もいとわない」

愛にも全力を注ぐチソンですが、食べると全てが体重につながるため、インスタントラーメン1袋もろくに食べないそうです。

チソンの主な出演作

ドラマ

『カイスト(카이스트)』(1999年)
『おいしいプロポーズ(맛있는 청혼)』(2000年)
『結婚の法則(결혼의 법칙)』(2000年)
『華麗なる時代(화려한 시절)』(2001年)
『太陽の誘惑(햇빛 사냥)』(2002年)
『王の女(왕의 여자)』(2003年)
『オールイン 運命の愛(올 인)』(2003年)
『ラストダンスは私と一緒に(마지막 춤은 나와 함께)』(2004年)
『愛情の条件(애정의 조건)』(2004年)
『心震わせて(떨리는 가슴)』(2005年)
『ニューハート(뉴 하트)』(2007年)
『太陽をのみ込め(태양을 삼켜라)』(2009年)
『鉄の王 キム・スロ(김수로)』(2010年)
『ボスを守れ(보스를 지켜라)』(2011年)
『ロイヤルファミリー(로열 패밀리)』(2011年)
『大風水(대풍수)』(2012年)
『秘密(비밀)』(2013年)
『キルミー・ヒールミー(킬미, 힐미)』(2015年)
『タンタラ(딴따라)』(2016年)

映画

『口笛姫 / 特殊工作員-ヒドゥン・プリンセス-(휘파람 공주)』(2002年)
『血の涙(혈의 누)』(2005年)
『宿命(숙명)』(2008年)
『マイPSパートナー(나의 PS 파트너)』(2012年)
『コンフェッション 友の告白(좋은 친구들)』(2014年)
『ヴァンパイアはうちの隣に住んでいる(뱀파이어는 우리 옆집에 산다)』(2015年)
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-04-28 00:00:00

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