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Disney+とSpotify、韓国での激戦を予告…来年、韓国上陸


  • Disney+とSpotify、韓国での激戦を予告…来年、韓国上陸
  • 韓国攻略に乗り出したコンテンツ企業


■ スポティファイが韓国に進出

グローバルコンテンツの「恐竜」米ディズニーが来年、韓国にオンラインビデオサービス(OTT)「Disney+(ディズニープラス)」をリリースし、ネットフリックスとの激戦を予告した中で、グローバルオーディオ・音楽のストリーミングプラットフォームである「スポティファイ(Spotify)」も来年上半期の国内上陸を策定した。

スポティファイは最近、来年上半期に韓国でサービスを開始すると発表した。この2年間は支社を設立するなど、国内リリースのために水面下の作業を行ってきたが、発売時期を明らかにしたのは初めてだ。

スポティファイは6000万以上の曲と、40億以上のプレイリストを保有しているグローバル音源ストリーミングサービスだ。利用者は3億2000万人を超える。単に音楽サービスだけでなく、巨大なポッドキャストプラットフォームでもある。昨年は4億ドルを投じて米ギムレット・メディア(Gimlet Media)、米アンカー(Anchor)など3つのポッドキャスト企業を買収しており、今年もスポーツ・エンターテイメントポッドキャスト会社「The RInger(ザ・リンガー)」を買収するなどで規模を大きくしている。

■ ディズニープラスも韓国進出

先だってディズニープラスも来年、韓国に進出すると発表した。

ディズニープラスはディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズ、ナショナルジオグラフィックなどの競争力のあるコンテンツを保有している。これを土台に、米国など30カ国以上で8680万人に達する会員を確保した。 SKテレコム、KT、LGユープラスなどの通信3社も、ディズニープラスと手を組むために角逐戦を繰り広げている。

スポティファイとディズニーは来年、韓国市場に根を下ろしたネットフリックス、YouTube、アップルミュージックなどのグローバルサービスと正面対決を繰り広げることになった。国内コンテンツ業界では、最近になって韓国市場でのプラットフォーム競争が加熱しているのは、市場規模だけでなくコンテンツ自体の魅力が高まったためだと見ている。

韓国の音楽市場は世界6位の規模に成長したが、スポティファイがどのよう取り分を占めることができるかは未知数だ。しかし韓国に正式に進出すると、韓国音楽を海外に提供することも容易になる。これまでスポティファイに関心を持たなかった韓国の創作者らと疎通できるからだ。

音楽サービス業界の関係者は、「アップルミュージックは2016年に韓国市場に進出した後の市場シェアは微々たるが、海外にはより多くの韓国音楽を提供できるようになった」とし、「スポティファイもこれまで確保できなかった音楽まで受給できる間接効果が発生するだろう」と説明した。

現在、スポティファイは韓国を除外した国で韓国音楽を提供することができる。スポティファイの利用者らの韓国音楽を聴く割合は、2014年以降は2000%以上に増加しており、現在までに1800億以上の韓国音楽が再生された。ディズニーもネットフリックスの成功を見て、韓国市場への進出を決定したという分析が出ている。

韓国コンテンツはアジア圏で特に人気が高い。ストリーミングサービスのランキングサイト「FlixPatrol(フリックスパトロール)」が去る2月から11月初めまで集計した結果、日本のネットフリックステレビシリーズで10位のうち5つ(1位『愛の不時着』で2位『梨泰院クラス』)が韓国コンテンツだった。台湾はトップ10のうち9つ、マレーシアは8つ、ベトナムは7つを記録した。
  • 毎日経済_オ・デソク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-20 20:23:06




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