「水素還元製鉄フォーラム」ポスコのリードで鉄鋼業の脱炭素を促進



  • 去る6日、ソウル市三成洞のグランドインターコンチネンタルパルナスで開かれた「水素還元製鉄国際フォーラム(HyIS 2021)」の開幕式で、崔正友(チェ・ヂョンウ)ポスコグループ会長が開会の挨拶をしている。今回のフォーラムは、世界の鉄鋼会社共通の目標である炭素中立(カーボンニュートラル)を達成するために海外協力を模索するために開かれた。 [写真提供=ポスコ]


ポスコは炭素中立(カーボンニュートラル)という世界の鉄鋼企業の共通の目標を達成するためのプラットフォームを作成し、協力を主導し始めた。炭素中立という課題に直面した鉄鋼産業が、官民協力を通じて水素還元製鉄などの新技術を開発して活路を模索しようという趣旨だ。

ポスコは6日、ソウル市三成洞のグランド インターコンチネンタル ソウル パルナスで「水素還元製鉄国際フォーラム(HyIS 2021)」の開幕式を開き、三日間のオン・オフラインを通じたイベントを進行すると明らかにした。今回のフォーラムでは世界の主要鉄鋼会社と原料供給会社、エンジニアリング会社、水素供給会社などの関連業界と、エネルギー分野の国際機関や各国の鉄鋼協会など29の企業・団体を含めて世界48カ国から1200人あまりが参加する。

開幕式で文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は映像の祝辞を通じて「人類は多くの危機を連帯と協力で乗り越えてきたし、カーボンニュートラルという新たな課題も国境をこえて手をとって成し遂げるだろう」とし、「今回のフォーラムをきっかけに世界の鉄鋼産業人の連帯と協力がよりいっそう強化され、炭素を排出せずに製造される鉄鋼が新しい人類の文明の礎となることを期待している」と述べた。

開会の挨拶に立った崔正友(チェ・ヂョンウ)ポスコグループ会長は、「鉄鋼の工程におけるカーボンニュートラルは、個々の国や企業が単独で行うには手に余る課題だが、専門家たちの競争と協力交流があわさったならば、鉄鋼カーボンニュートラル時代が予想より早く到来するだろう」とし、「ポスコが水素還元製鉄技術のオープンプラットフォームの提案などのアジェンダを提示し、グリーンスチール時代を主導する」と述べた。

今回のフォーラムの主要テーマである水素還元製鉄技術が現実化すると、鉄鋼生産の過程で二酸化炭素の排出を大幅に削減することができることから「ゲームチェンジャー」と呼ばれる。しかし技術の現実化は、早くければ2040年に可能と予測されるなど、まだ道のりは長い。

この日の基調講演を務めた世界鉄鋼協会のエドウィン・バソン事務総長は、「鉄鋼産業は世界の国内総生産(GDP)に4%を貢献しており、労働者全体のうちの3%を占めている重要産業」だとし、「炭素排出量を減らすために生産効率を促進し、生産方法や鉄鋼製品を発展させなければならない」と述べた。このために最適な材料を使用して、エネルギー効率性を高める一方で、革新的な技術を適用して1トン当たりの二酸化炭素排出量削減という目標を達成しなければならないというわけだ。

二人目の基調講演に乗り出した豪州政府のアラン・フィンケル低炭素特別顧問は、「これまで蓄積された技術で水素技術を発展させ、電気化された地球を実現することが目標」だとしながらも、「いまのところ地球最大の水素貯蔵タンクの保管能力は653トンにとどまる程度で適当な保存方法がなく、水素がどれほど少ない炭素排出を通じて生産されたのかについて、信頼できる認証機関も不足している」と指摘した。

フォーラムイベントは7日までの二日間にパネルディスカッションなどを行った後、8日には海外の参加者などを対象に浦項製鉄所ファイネックス工場ツアーが予定されている。
  • 毎日経済 | ハン・ウラム記者
  • 入力 2021-10-06 17:41:17