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トランスフォーマ―の実現間近? 「コンデンサ」の商用化の可能性がUP

コンデンサの特許出願、7年間78%増加 

  • トランスフォーマ―の実現間近? 「コンデンサ」の商用化の可能性がUP
映画「トランスフォーマー」を見ると、自動車がロボットに変身するシーンが出てくる。自動車が最新型ロボットに変身するように、既存の製品が技術の発展に応じてさまざまな形に変身することができるようになった。 2000年代後半からスマートフォンなどの携帯用電子製品の需要急増し、最近ではグリーンエネルギーベースの電気自動車が登場し、コンデンサはスマートフォン、電気自動車のエネルギーを保存する中心部品として新たな変身を試みている。

特許庁によると、2007年には213件だったコンデンサの特許出願が2013年には379件と、過去7年間で78%増加した。この期間の国内特許出願を技術別にみると、全体の2,140件中、積層セラミックコンデンサが598件、ウルトラコンデンサが440件、電解コンデンサが343件、フィルムコンデンサが125件だった。

積層セラミックコンデンサは全体の出願件数の28%を占めており、その出願件数も継続的に増加している。これは、スマートフォンが普及し始めた2009年に国内企業により、世界初の超小型積層セラミックコンデンサが開発された後、超小型、大容量積層技術を必要とするIT機器市場の特性を反映した企業間の特許競争の結果として分析される。特に電気自動車などのグリーンエネルギー源としてバッテリーの機能がさらに強化されたウルトラコンデンサの出願件数が2009年から毎年50~60件と続いている中で、2011年には、出願件数が107件と急激に増加した。

しかし、エネルギーの保存装置としてコンデンサが二次電池の替わりになるには、低いエネルギー効率などの改善すべき問題がまだ残っている。したがって、コンデンサの効率を高めるためにグラフェン(graphene)などの先進の新素材の開発と関連製品の特性に合わせた技術開発がさらに切実な実情だ。

特許庁の関係者は、「エネルギー保存技術の発展に応じてコンデンサが電気自動車、スマートウォッチ、太陽光発電などバッテリーの分野で実用化される可能性がさらに高まっている」とし、「既存の二次電池との競争で主導権を確保するには、エネルギー効率の高い最先端の素材を中心とした研究開発と特許確保戦略が重要だ」と述べた。
  • シークニュース_イム・ソヨン記者/写真=映画「トランスフォーマー」スチールカット
  • 入力 2014-10-06 09:26:40




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