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企業の足首つかむ自治体、第2ロッテワールド建設費以外にも追加費用が5160億

第2ロッテワールドを建てるのに5160億、自治体、許認可を口実に苦情申請で圧迫…交通改善費、予想額より1千億こえて増え 

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  • < 増えた第2ロッテワールド交通改善事業費 >

ソウル市蚕室(チャムシル)の「第2ロッテワールドモール」事業者のロッテグループが建設費に加えて負担した費用は、ソウル市と住民の過度な要求で雪だるまのように増えたことが分かった。

ロッテが第2ロッテワールドモール改造のために松坡(ソンパ)地域の交通改善事業費など、追加で投入する金額は5160億ウォンに達する。2009年に国務総理室行政協議調整委員会で推定した事業費と比較すると、5年のあいだで2倍以上に増えたわけだ。

周辺の交通環境の変化したことによって、相応に交通対策が増えたりもしたが、事業権を与えた地方自治団体が営業許認可を口実に、様々なコストを押し付けた側面が大きいという指摘だ。

5日、毎日経済が第2ロッテワールドの交通改善事業費の推移を分析した結果、第2ロッテワールドの使用承認のためにロッテグループが交通改善などに使った5160億ウォンのうち、1000億ウォンは自治体の様々な苦情で設計が変更され続けて増えた費用として分析された。

李元雨(イ・ウォンウ)ロッテ物産代表は去る4月、松坡区議会のロッテワールドタワー建設に関連する臨時会議で、「交通関連事業費はもともと3000億ウォン程度と予想したが、工事を始めたら4600億ウォンに50%をこえて増えた」と語った。第2ロッテワールドモールの建設費は3兆5000億ウォン。交通改善対策などのための追加負担事業費は、通常は建築費の5%水準だが、第2ロッテワールドモールは15%に達している。

建設業界の関係者は、「周辺のインフラストラクチャ構築に投入される外部事業費は建設費の5%前後だが、第2ロッテワールドは慣例的にかかる費用の3倍近くの金をかけたことになる」と語った。

自治体の苦情に押されて工事費が急増した代表的な事例であるオリンピック大路の未接続区間の一部(蚕室住宅公団第5団地~蚕室ナル駅間1.1キロ)の開設工事費は、当初は480億ウォンと推算されたが近隣住民の苦情によって設計が変更され、実施設計後の工事費は1108億ウォンと3倍近くに増えた。建国大学のシム・ギョオン不動産学科教授は、「自治体が許認可権を持っており、事業者は泣く泣くに寄付採納要求に応じるしかない」とし、「地方自治団体の過度の寄付採納要求に事業が失敗に終わるケースも多い」と指摘した。
  • 毎日経済_キム・ヂュヨン記者/ムン・ヂウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-05 17:51:18




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