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[CEO特講] チョ・ヒョンボム社長が語る韓国タイヤの「ドライビングエモーション」戦略


  • [CEO特講] チョ・ヒョンボム社長が語る韓国タイヤの「ドライビングエモーション」戦略
  • < チョ・ヒョンボム社長 >

「韓国タイヤは、単にタイヤを売る会社ではありません。『ドライビングエモーション(driving emotion)』を売る会社です。韓国タイヤが創立以来、初めてレンタカー会社の買収を推進するのは、まさにドライビングエモーションを強化する次元からです」

韓国タイヤのチョ・ヒョンボム社長(マーケティング・経営運営本部長)は先月27日午後、西江(ソガン)大学で開かれた毎経CEO特講で記者と会って韓国タイヤがKTレンタルの買収戦に飛び込んだ理由について、このように明らかにした。彼はこの日、1時間30分の間、100人以上の大学生に「ブランド」を主題に講義し、韓国タイヤのブランドコンセプトとして「ドライビングエモーション」を提示した。

チョ社長は、まず「移動(mobility)」と「ドライビング」を区分した。移動が個人の意志と関係のない受動的な意味であれば、ドライビングは望んで行う行為として、より積極的な意味だ。ここでドライビングの主体の感性(emotion)を満たして、一段階引き上げることが韓国タイヤのブランド戦略だという説明だった。

また、「KTレンタルは韓国タイヤが最初に推進する買収・合併(M&A)対象」だとし、買収に特別な意味を付与した。買収理由を尋ねると、彼はKTレンタルのレンタカー事業とタイヤ事業間の相乗効果もあるが、本質的に韓国タイヤのブランドコンセプト政策の一環だと明らかにした。

彼は「(KTレンタルを買収する場合)顧客に幅広いドライビングエモーションの経験を提供することができるようになるだろう」と述べた。現在、KTレンタルの買収戦には韓国タイヤを含めてSKネットワークス、オリックス、エスエフエイ、MBKパートナーズなどが参加して競合を繰り広げている。

チョ社長は「韓国タイヤの組織文化は、言われてから行動する『reactive(反応的な)』文化ではない、自ら行動する『proactive(先制的な)』な文化だ」と説明した。
  • 毎日経済 ユン・ウォンソプ記者/写真=イ・チュンウ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-02 17:31:11




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