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ファン・ジャンファン氏、「2014 技術・アイデア創業大会」で大賞受賞

「特許200件…技術だけで創業しました」 

  • ファン・ジャンファン氏、「2014 技術・アイデア創業大会」で大賞受賞
「どのようにすれば、ディスプレイの効率を上げることができるか悩んでいた2年前のある日でした。九歳の息子のジンソンが転写スティッカーを貼って遊ぶのを見てハッと気づきました。その後、研究の末、今では事業も自信を持てるようになりました。」

今年、技術保証基金と毎日経済新聞社が共同主催する「2014 技術・アイデア創業大賞」で大賞を受賞したファン・ジャンファン氏(42)。彼は数年間の研究の過程で迷宮に陥った研究の糸口を息子のおもちゃから探した。ファン氏が開発した技術は、TVやモニタに使われるディスプレイ(画面)に薄いフィルムを貼り光効率を最大化する技術だ。国内の大手企業が次世代ディスプレイ用の有機発光ダイオード(OLED)を開発してきたが、画面の明るさを高めるのに困難してきた。

ファン氏は、1998年から韓国科学財団、斗山電子BG、ナモテク、ファインテックなどで約15年間研究開発業務を遂行して、ディスプレイの新技術を研究してきた。

ファン氏の技術は、複雑な追加工程がなくてもOLEDガラス基板にレンズを形成する技法で光効率を高めることができる。似たような工法で競争関係にあるある大企業の技術よりも価格は安くて工程が簡素化され、大企業がファン氏のものに訪れる。ファン氏が今回の大会で堂々と1位を占めた理由だ。

これからファン氏は技術保証基金から約3億ウォンの技術融資保証を受けることになる。今回の創業コンテストでは、ファン氏をはじめ、合計10人の予備創業者・初期創業企業人が受賞した。彼らは今後5000万~3億ウォンの資金支援を受ける。

ファン氏の競争力は15年以上の研究開発キャリアだ。彼の特許だけでも200個以上にのぼる。 20余りは、ファン氏個人が持っている特許であり、180個余りはファン氏が発明者として名前が上がっている会社名での特許だ。彼は「特許を出すときに、製造から材料、製品、応用まですべて出願したので、将来ビジネスをするときにも役立つだろう」と伝えた。ファン氏は去る1日、法人事業者登録を出して本格的な会社づくりに乗り出した。研究開発を一緒にした仲間たちと一緒に信頼できる企業に育てていくという目標を立てた。
  • 毎日経済 キム・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-04 17:45:38




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