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[FOCUS] 生産技術職の達人6人、斗山重工業で初めてマイスターに

完生に向かう5つのヒント 

工業高等学校を卒業してから軍服務を終えて、すぐに工場の仕事を始めた。外では「コンドリ」(工場で働く男性を見下す呼び名)で通じたし、中では「乙」として暮らした。最初から事務職を甲の社員、生産職を乙の社員と呼ぶ時代だ。「解雇されることがない」という公企業(韓国重工業)に入社したが、IMF外国為替危機(韓国通貨危機)の直後、OBビールを売った金で昌原工場を買収した斗山グループが新しい所有者になった。

構造調整の激しい風が吹いて仲間の半分が会社を出て行った。政府の物量だけを見つめていた会社が「生きる道は輸出」としながら、グローバルを叫んだ。すべてが慣れなかったし、生きるために変化した。

そのように30年が過ぎた。誰かは、溶接を、誰かは機械組立を、誰かは機器の操作パートに青春を捧げた。マルコム・グラッドウェルが『天才! 成功する人々の法則』での成功の条件として提示した1万時間の6倍に相当する期間だ。

触れる鉄の塊が大きくなり、精巧になるほど、彼らの手つきは、より機敏で正確になった。彼らの手を経た100%独自技術の原発モジュールが昌原の埠頭でアラブ首長国連邦(UAE)行きの船舶に載せられた。30年の間、一つの分野だけを極めた「技術の達人」に斗山重工業は今年初めてマイスター職位を授与した。2400人の生産職社員のうち、たった6人に与えられた栄光だ。マイスターが「達人」になるための5つの秘訣を挙げた。 △私の後には誰もいないという職人精神、△チームを生かすコミュニケーション、△最後まで極め続ける情熱、△私よりも組織を優先する犠牲、△常にメモして再度見る習慣がその鍵だと口をそろえた。
  • 毎日経済 チョン・ボムジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-03 04:01:03




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