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韓国の貧困層を50年間助けた日本の「隠れた英雄」野村氏
第1回アジア・フィランソロピー・アワード（APA、Asia Philanthropy Award）
「清渓川（チョンゲチョン）の貧民救済活動だけで贖罪の旅が終わったとは思っていません。残りの人生は、さらに謙虚に韓国人を通じて学び、お互いを愛ししたいです」。人生の半分以上を韓国への奉仕に捧げてきた野村基之（84）は、変わらない情熱のあふれる言葉で受賞所感を伝えた。
20日、アジア・フィランソロピー・アワードの事務局によると、野村氏は22日、アジアで初めて創設された「第1回アジア・フィランソロピー・アワード（APA、Asia Philanthropy Award）」で最高の実践家に与える「今年のフィランソロピスト賞」を受賞する予定だ。
「フィランソロピー（Philanthropy）」とは、博愛主義を指す言葉で、人類が直面しているさまざまな問題を解決するために自主的に時間・才能・財源を寄付して、このような文化を拡散する精神だ。寄付と奉仕、参加、募金などを包括するもので慈善（Charity）よりも幅の広い概念で使用される。
野村氏は、「韓国の皆さんがいつも私を温かく受け入れてくださって、贖罪を求めてきた私の人生の最後に、このような栄光と名誉をくださった点に対して心から感謝する」と所感を明らかにした。
彼が韓国に関心を持つようになったのは日本国内の在日韓国人に対する差別を目撃してからだ。彼は「5歳の時から京都に住んでいたが、日本人が朝鮮人を蔑視する場面を目撃して、何か間違っていると感じた」と回想した。特に、1958年に初めて韓国の地を踏んだときに目撃した日本による植民地支配の残滓と朝鮮戦争以後の惨状は、彼の心の中を反省と贖罪の気持ちでいっぱいにした。
結局、野村氏は1973年に再び韓国の地を踏んだ。清渓川貧民街の惨状を目撃した彼は、東京の自宅まで売るなど、私財を全て投入して貧民救援活動を開始した。清渓川都市貧民を助けるために、日本はもちろん、ドイツ、ニュージーランドなどへ支援を訴え始めた。彼が当時、清渓川貧困層に支援したお金は、7500万円に達した。
彼は慰安婦少女像を訪ねて贖罪し、双竜自動車の解雇労働者の座り込み現場を訪問するなど、今も韓国社会の弱者のための動きを続けている。韓国の障害児を支援することにも積極的に参加し、国境を越えてフィランソロピー精神を実践している。
今年の女性フィランソロピースト賞は、「井戸おばあさん」という別名でも知られているノ・グクジャ氏（74）が受賞する予定だ。教師として働いた後に退職した彼女は、偶然アフリカ旅行中に水がなくて苦しんでいる子供たちを見て、ボランティア活動に乗り出した。 2006年から10年間活動中の彼女は「井戸おばあさん」という名前を掲げ、これまで1500人のスポンサーを集めて1億ウォンの寄付金を募金した。集まったお金でケニア、モザンビーク、ジムバブウェイ、ウガンダ、エチオピアなど、アフリカ各地の人里離れた村に19の井戸を寄贈した。
今年のファンドレイザー（Fundraiser）賞は、「難病の子供の願い叶える」プログラムの寄付を10倍以上に増やしたメイク・ア・ウィッシュ財団（Make-A-Wish Foundation）のイ・グァンジェ事務局長が選ばれた。今年のNPO賞は、疎外階層の教育メンタリングをしてきた社団法人ドリーム・タッチ・フォー・オール（Dream touch for all）、青少年フィランソロピスト賞は、「カンボジアの貧しい家庭に船を送る」プロジェクトを企画して460人を寄付に参加するようにした京畿富川徳山高校のキム・ソヒ学生が受ける予定だ。
APAは、召命意識と情熱で私たちの社会の様々な問題を解決するために努力した「隠れた英雄」を発掘するために設立された。
70人の専門家が参加して自発的に基金を出捐して創設された。企業や政府の支援なしに独立的な非営利機構として運営されるという点が特徴だ。韓国社会投資、プルメ財団、飢餓対策、韓国寄付文化研究所などの参加機関も多様だ。 APA委員会の委員長であるキム・ソンス司教は「非営利分野の専門家が自発的に基金を作って寄付とボランティアを賞賛し、感謝する場を設ける試みは、アジアでは初めてのこと」だとし「小さな実践が大きな変化を生み出すことができ、フィランソロピー実践が難しくないということを知らせる窓口になる」と明らかにした。
20日、アジア・フィランソロピー・アワードの事務局によると、野村氏は22日、アジアで初めて創設された「第1回アジア・フィランソロピー・アワード（APA、Asia Philanthropy Award）」で最高の実践家に与える「今年のフィランソロピスト賞」を受賞する予定だ。
「フィランソロピー（Philanthropy）」とは、博愛主義を指す言葉で、人類が直面しているさまざまな問題を解決するために自主的に時間・才能・財源を寄付して、このような文化を拡散する精神だ。寄付と奉仕、参加、募金などを包括するもので慈善（Charity）よりも幅の広い概念で使用される。
野村氏は、「韓国の皆さんがいつも私を温かく受け入れてくださって、贖罪を求めてきた私の人生の最後に、このような栄光と名誉をくださった点に対して心から感謝する」と所感を明らかにした。
彼が韓国に関心を持つようになったのは日本国内の在日韓国人に対する差別を目撃してからだ。彼は「5歳の時から京都に住んでいたが、日本人が朝鮮人を蔑視する場面を目撃して、何か間違っていると感じた」と回想した。特に、1958年に初めて韓国の地を踏んだときに目撃した日本による植民地支配の残滓と朝鮮戦争以後の惨状は、彼の心の中を反省と贖罪の気持ちでいっぱいにした。
結局、野村氏は1973年に再び韓国の地を踏んだ。清渓川貧民街の惨状を目撃した彼は、東京の自宅まで売るなど、私財を全て投入して貧民救援活動を開始した。清渓川都市貧民を助けるために、日本はもちろん、ドイツ、ニュージーランドなどへ支援を訴え始めた。彼が当時、清渓川貧困層に支援したお金は、7500万円に達した。
彼は慰安婦少女像を訪ねて贖罪し、双竜自動車の解雇労働者の座り込み現場を訪問するなど、今も韓国社会の弱者のための動きを続けている。韓国の障害児を支援することにも積極的に参加し、国境を越えてフィランソロピー精神を実践している。
今年の女性フィランソロピースト賞は、「井戸おばあさん」という別名でも知られているノ・グクジャ氏（74）が受賞する予定だ。教師として働いた後に退職した彼女は、偶然アフリカ旅行中に水がなくて苦しんでいる子供たちを見て、ボランティア活動に乗り出した。 2006年から10年間活動中の彼女は「井戸おばあさん」という名前を掲げ、これまで1500人のスポンサーを集めて1億ウォンの寄付金を募金した。集まったお金でケニア、モザンビーク、ジムバブウェイ、ウガンダ、エチオピアなど、アフリカ各地の人里離れた村に19の井戸を寄贈した。
今年のファンドレイザー（Fundraiser）賞は、「難病の子供の願い叶える」プログラムの寄付を10倍以上に増やしたメイク・ア・ウィッシュ財団（Make-A-Wish Foundation）のイ・グァンジェ事務局長が選ばれた。今年のNPO賞は、疎外階層の教育メンタリングをしてきた社団法人ドリーム・タッチ・フォー・オール（Dream touch for all）、青少年フィランソロピスト賞は、「カンボジアの貧しい家庭に船を送る」プロジェクトを企画して460人を寄付に参加するようにした京畿富川徳山高校のキム・ソヒ学生が受ける予定だ。
APAは、召命意識と情熱で私たちの社会の様々な問題を解決するために努力した「隠れた英雄」を発掘するために設立された。
70人の専門家が参加して自発的に基金を出捐して創設された。企業や政府の支援なしに独立的な非営利機構として運営されるという点が特徴だ。韓国社会投資、プルメ財団、飢餓対策、韓国寄付文化研究所などの参加機関も多様だ。 APA委員会の委員長であるキム・ソンス司教は「非営利分野の専門家が自発的に基金を作って寄付とボランティアを賞賛し、感謝する場を設ける試みは、アジアでは初めてのこと」だとし「小さな実践が大きな変化を生み出すことができ、フィランソロピー実践が難しくないということを知らせる窓口になる」と明らかにした。
- 毎日経済_ベク・サンギョン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2015-04-20 15:37:31
