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大韓民国の上位1%が住んでいる富村…旧基洞・平倉洞

江北から江南までの代表的な富村10カ所…2. 旧基洞・平倉洞 

  • 大韓民国の上位1%が住んでいる富村…旧基洞・平倉洞
  • < 平倉洞 >

2. 鍾路区の旧基洞(クギドン)と平倉洞(ピョンチャンドン)

城北洞(ソンブットン)と一緒に肩を並べる伝統富村として、鍾路区の平倉洞(ピョンチャンドン)と旧基洞(クギドン)がある。 ここは、財界人よりは政治家が多数居住している。このうち、平倉洞は1968年に起きた1・21事態の「金新朝(キム・シンジョ、北朝鮮の特捜部隊員 )侵入事件」以降から住宅団地として開発された。以後、金泳三(キム・ヨンサム)政権時代に最高の富村として抜きん出ることとなった。

当時、チェ・ヒョンウ元国会議員が金泳三元大統領を補佐するために平倉洞に落ち着き、ソ・ソクジェ元議員とイ・ウォンジョン元青瓦台政務首席などが後に続いた。特に、金泳三元大統領の次男キム・ヒョンチョル氏が平倉洞と隣接している旧基洞に引っ越してきて、平昌洞・旧基洞の一帯は、いわゆる権力村としての地位を高めた。

実際に、平倉洞にはパク・ジュンギュ元国会議長をはじめ、チョン・モンジュン議員とキム・ギチュン元青瓦台秘書室長、クム・ジンホ元議員など元・現職の国会議員と、チェ・ギムン元警察庁長とキム・ジョンイン元青瓦台経済首席など、元・現職の官僚が多く居住している。

平倉・旧基洞は、また、学界と文化芸術界関係者のシムト(休み所)としても有名だ。李御寧(イ・オリョン)元文化部長官をはじめ、小説家のパク・ボムシン氏とヤン・グィジャ氏、キム・フンス画家、チョン・ミョンフンマエストロなどをはじめ、コ・ドゥシム、ユン・ヨジョン、イ・ヘスク、イ・ヨンシクなどの芸能人も多数居住している。一方、財界人は多くない。大韓航空のチョ・ヤンホ会長と韓進グループの一家程度が居住していると知られている。

平倉洞の特徴の一つは、富村とは呼ばれているものの、住宅価格が意外に高くないという点だ。平倉洞一帯のある公認仲介士は「ここは土地の価格は高くないが、建築コストが高く、大規模な住宅敷地を見つけることも難しいところだ」と語った。

<続く> 3. 奨忠洞(チャンチュンドン)
  • 毎日経済Luxmen第54号(2015年03月)ソ・ジョンヨル、パク・ジフン記者/写真=毎経DB | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-28 15:58:02




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