スマートフォンにかわるウェアラブル新市場は無限

グローバルIT業界「ウェアラブル戦争」 

先月閉幕したモバイルワールドコングレス(MWC)で電子情報技術(ICT)業者たちと通信事業者たちの関心は新しいスマートフォンではなかった。スマート時計とバンドなど「ウェアラブル機器」が、どこまで進化して成長するのかどうかということだ。

ハ・ソンミンSKテレコム社長は「国際最大の家電展示会(CES)とMWCを見ると、2ヶ月だけでとても非常に多くの変化を感じた。CESで接続性を強調した反面、MWCではこの接続にどんな価値を乗せるのかと言うことに対する悩みを確認することができた」と語った。

サムスン電子はウェアラブル時代の「パイオニア(開拓者)」を自任した。サムスン電子のシン・ジョンギュン無線事業部長(社長)は「スマートフォン市場が導入期の初めから成熟期まで時間がかかったときのように、ウェアラブルも時間がかかるだろうが潜在力は相当大きい」とし「サムスンはウェアラブル機器の開拓者になるだろう」と語った。

インテルとクアルコム、エリクソン、シスコなどグローバル企業だけでなくサムスン電子とSKテレコムなど、国内企業もウェアラブル機器市場に総力を傾ける理由は、スマートフォン市場が成熟期に進入しながら、空席を埋めることができる収益源を探すためだ。

スマートフォンが中・低価格を中心に市場が再編されてタブレットは成長に限界を見せて、新市場にウェアラブルを引っ張り出したのだ。韓国が最も速くスマートフォン販売の成長率が減少しているため、サムスン電子、LG電子、SKテレコム、KTなど国内情報技術業者の動きも速い。国内スマート機器の成長率17%程度で、グローバル成長率(81%)に大きく及ばない上に、ハイスペックスマートフォンが中心の販売戦略も修正されている状況だ。

▶ 自己測定トレンド日…時計・メガネ・服・カバンなど様々

ウェアラブル機器に対する消費者の高い関心もやはり成長を予測する根拠になっている。市場調査期間のアクセンチュアが米国、英国、インド、カナダ、オーストラリアなど6カ国が計6000人を越える消費者を対象に調査した「デジタルコンシューマー技術調査(Accenture Digital Consumer Tech Survey 2014)」によれば回答者の半数以上の52%が身体活動の追跡と個人の健康管理に使用する、フィットネスモニターのうような製品を購入することに関心を持っていることが分かった。スマートウォッチやインターネット接続メガネの購入に関心があると回答した消費者はそれぞれ46%と42%であった。

アクセンチュアコリアのキム・ジョンウク代表(通信メディア電子事業部門)は「現在消費者はデジタル消費者」だとし「ウェアラブル技術に対して高い関心を寄せていることを裏付けてくれている」と強調した。

消費者たちがウェアラブルに対して関心を見せていることは「自己推定(QS : Quantified Self)」トレンドが拡散されているためだ。自己推定とは、自分の健康と行動を改善するために日常的な活動に対してデータを持続的に収集して分析する流れだ。カーネギーメロン大のある研究チームは、ウェアラブル機器利用者たちのデータを分析し、睡眠パターンや社会的関係変化を追跡することにより、うつ病がいつ始まるのかを予測できる方法を見つけ出しもした。

しかし専門家たちは、ウェアラブル機器が今年から5年間支配する流れであるため、すぐに製品販売するというよりは生態系を作るという覚悟で中・長期的観点から見なければならないと助言した。

江陵原州大のチェ・ジェフン教授は「ウェアラブルはハードウェアが基盤の生態系ではなく、スタートアップの機会が多い。既存のアプリケーション生態系より韓国に有利で機会が多いかもしれない。ウェアラブルと関連する小さく充実しているソフトウェアサービス業者が出てくるほど、ベンチャーキャピタルや政府次元でも支援を惜しんではならない」と強調した。
  • 毎日経済_ソン・ジェグォン記者 / ファン・ジヘ記者 / ホン・ジャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-05 17:33:42